2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
このところ息子の試験で心がわさわさしていたようだ。 終わって虚脱しているところをみると、見守るだけなどと腹を括ったつもりでいながら、私自身も神経がそっちにいっていたようだ。 本人も落ち着いているようすだったけれど、それでもちょいちょい「受か…
息子が昨日、転科試験を受けて来た。 作文と面談と聞いて本人としては、教授二人、三人に話を聞かれるくらいと思っていたら、部屋に入ってみるとずらっと教授陣が全員揃って着席していたそうだ。 なんで変わりたいのか。高校からこの学部に入った理由と動悸…
コンビニのATMで振り込んだ。 隣は本屋。いそいそと覗く。 本の業界は映画みたいに新しいものが出るときは、いっせいに店頭に新刊が並ぶ。それをうっかりしていた。 本屋の新刊コーナーを丹念に見る。お目当ての作家さんのものはまだだった。立ち去り難く、…
結局、午後3時に出た。 昼食後お腹が膨れ、ここからがまったりタイムの真骨頂なのに。 「めんどくさいなぁ。行きたくないなぁ」 一旦、今日は頑張らなくていいのだと決めると、もう、とことん何にもしたくない。 やっぱり私はゴロゴロすることが大好きなの…
さぁて。今日は家にいるぞう。 朝から張り切って家にいる。 テレビの前にちゃぶ台を持ってきて、そこでご飯を食べよう。 それからそのまま本を読んで過ごそう。 やる気満々でいるとガスファンヒーター設置の人がきた。そうだ。今日の午前中だった。 この家を…
テンションが上がらないので散歩に出た。 行く宛もないのでとりあえず遊歩道を右に進む。この道の最後は都立大、そこまでやってきたものの、はて。 楽しそうなワクワクするものは見つからない。 とりあえず、また右に曲がってズンズン歩く。 大通りに出て、…
着ぐるみの 鬼に豆投げ はしゃぐ100 真っ赤な笑顔 カフェにはあらず 節分の日、老人ホームで祖母たち相手に施設の方達が豆まきをやってくれていた。 幼稚園の子ども相手に着るような真っ赤な鬼の着ぐるみに、本気になって、椅子から車椅子から豆を投げて…
昨日の夕方、庭から窓をコンコン叩く音がする。母だった。 バスの中で老人用のフリーパスを知らぬ間に落としていたらしく、警察署から電話がかかってきて、今、それを取りに行ってきたところだと言う。 「警察っていうから、騙されないわよって低い声出した…
木瓜の花が咲いていた遊歩道。 ボケの花。 大学生のとき、この花が満開に咲いているところの前に立たされ写真を撮られた。 大学の頭のいい男の先輩だった。 「ボケが木瓜の前に立つ図」 そう言って笑われた。 それがこそばゆく、今でも思い出すのは、私はあ…
NHK教育。 30過ぎたお笑い芸人二人組の一人にスポットライトを当てている。過去に一度だけ舞台で大爆笑のウケを体験し、そのときの感動が忘れられない。 もう一度、もう一度、今度こそと思い続けているうちに二十年近く経ってしまっている。事務所に所属もで…
ドトールに入ってコーヒーを頼んだら 「申し訳ありません。只今、ブレンドコーヒーとアメリカンコーヒーの機械がこわれてしまっていて、おだしできないのですが」 と言われた。 ここはコーヒー屋さんなのに、肝心のものが全滅なんて、どうするんだろう。昼時…
寒い。けれど沈丁花も頑張っている。 主張もしないで、ただ、咲く。この健気さ、凛とした力にハッとする。 なにかをもらう。 なにをもらったんだろう。 昨日買った本を読んで過ごす。 おいなりさんと肉団子のスープを作っておいて、じっくり今日は読むぞと並…
渋谷のジュンク堂に本を買いに行く。あらかじめネットで在庫を確認しようとパソコンを開くと、お目当ての本に辿り着くまでに「こんなのもありますよ」「この本を買った方はこちらも買っています」との案内につい、フラフラしてしまう。 ネットの中での寄り道…
「男梅って美味しくね?」 「美味しいよね、好き、男梅のお茶漬けって美味しいよ」 「女梅も作れば売れるのに。もうちょっとマイルドの」 「あ。女梅を男梅よりマイルドと決めてかかるとは。」 ふっふっふ。父さんに聞いてごらん。女梅はマイルドか、そうで…
衝撃だった。 『自信が欲しかったら自分を信じること。 それは自分に従うことです。 まるで奴隷のように自分の本音に従って生きることです。 自信がないのは自分で自分を裏切っているから。 自分の感情を無視して自分に我慢を強いて その我慢の強度が高いほ…
帰っちゃった。 やれやれ。そしてキュン。そして、開放感。と、再びの緊張感。 するっと馴染んでするっと帰っていく。本人は移動する長時間をかけて、だんだんと車内で頭を向こうに切り替えるのだろう。 迎えて送るこっちは机がガタガタするような不安定感が…
ママ友という関係なのかもしれないが、お互いそう、思っていないと思う。子供達は学年も違う。小学生の夏休み、ある日、彼女が突然メールをよこした。 「暑い。子連れて外出する気力もないわ。だれきっているので、うちにきませんか」 びっくりした。道で一…
夫が家にいる。 二階で寝ている。 8時前に着き、朝食を食べ、コーヒーと遅いバレンタインチョコレートを食べながら、録画してあった私の朝ドラを一緒になって観ているうちにこっくりこっくり始めた。 「上で寝てくれば」 「いいかね」 一緒にいないと悪いと…
夫とやっていけないと思っていた頃、私は自分だけに意識を寄せていた。 息子のことも夫のことも、食事や清潔な部屋と服を用意して、ちゃんとはしていた。 疲れても泣きたくても、我慢、というよりは、それを表現することと認識していなかったので、ただ、や…
うわうわうわ。 試し書きで書いていて、なんか暗いぞ。。。と思っ て消したつもりが、公開になっていた! は、恥ずかしいぞ。トイレに入っている途中を見られてしまった(自分で間違えたくせに)ような。。。 前回の、夫が帰ってくるのにあたり、ぼんやり回想…
夫が明日の朝、帰ってくる。今夜、兵庫を夜行バスで発ち、車中泊をして隣の隣の駅に午前7時に着く予定だ。 息子が中学二年生のころ、「もうこの人とはやっていけないと思った。仕事と趣味と資格試験とで彼の頭はいつもいっぱいで、家の中では抜け殻だった。…
そうだ!と思い出して、夫にメールを送った。 16日に帰省するにあたっての業務連絡。 母にお土産を買ってきて欲しいというのが、主な内容。 初めてこっちに帰ってきたとき、母のところに手土産を持って挨拶に行ったが、毎回は別にいいだろうと思い、その次…
霜柱。 朝、散歩をしていたら工事現場の掘り起こした土の裾の方に、懐かしいシャリシャリを見つけた。千葉の海浜ニュータウンで育った私は小学生の登校途中、あちこちにこれがあって、そこを選んでわざと、潰して歩いた。 寒くて早朝散歩をずっと休んでいた…
今日、思ったこと。 ちょっと伝わるかどうか自信がない。 私が生まれてこの星にきたのは、体験するためだといつからか思うようになった。 でもそれは受動的で、目の前に起こること、出会う人、見る映画、読む本、人の意見、もらうもの、与えられる状況、自分…
久しぶりに一人の時間ができた。 今日は姉が休日なので母は私のところには来ないだろう。息子はアルバイトに行った。 洗濯物を干しながらもトイレを掃除しながらも、気はそぞろ。 早く終わらせて、外に行こう。 久しぶりに歩こうか。本も読みたい。メモも書…
昨晩、母が来て、夫にバレンタインのチョコレート買ってあげるから明日の午後、デパートに買いに行こうと言う。 「あなた、またモタモタしてるけど、デパートから向こうに配送してもらうなら早くいかないと間に合いませんよっ」 夫は16日に帰ってくる。 「…
昨夜、見つけた、という記事を生きる意味とかいいじゃない。だた、暮らしましょうよ。というドラマの台詞に「あ!」と、いろんなことが腑に落ち、興奮したまま書いた。 それに対してブックマークをしてくださった方が「焼うどんが上手なことでもいいんです。…
「生きなくたっていいじゃない。暮らせば。暮らしましょうよ。」 できれば褒められたいという、皆には口外していないが末期ガンの男に。 「焼うどん美味しかったですよ。」 以前、男が作った焼うどんの出来を褒める。 「焼うどん?焼うどんですか?僕の生き…
くっくっクリエイターに気を良くした息子は、散歩にでた。と。思いきや、今しがた、帰ってきた。緑道往復所要時間30分弱、距離、凡そ1キロ弱。 「外歩きを嫌がる犬の散歩かい」 「行くだけいいだろ」 そうです。行くだけ、いいです。外気に当たるだけでも…
散歩に出かけると言うと、「何時に帰る?」。 「知らないよ。そのときの気分で。億が1、出かける場合は鍵かけていってね」 テスト期間もおわり、平日のバイトも入れていない息子は連日、家にいる。 私の極楽席の、あの陽のあたる椅子に腰掛け、窓際でiPhone…