お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

私のせいだという想い

多忙な昨日、これも尊いと書いた。尊かったのは息子の投げてくるボールをスルーしないですべてキャッチできた奇跡。 「何時に帰ってくる?」 病院に行くわたしにそう聞く。19歳の青年がおかしいと思うかもしれないが、はじめてのライブに行くのに、ものすご…

尊い

多忙な1日だった。 月曜日に検診があるので、そのための採血に行く。予定はこれだけだったのだが、生協が届き母の注文したものを届けに行ったり、電話回線の工事の打ち合わせ、買い物、そこに息子の食事やら衣替えやらと、小さな雑用が小刻みに入る。 夕飯の…

贅沢

イカを茹でた。 台所に磯の香りがする。酢味噌をかける。 キャベツをザクッザクっと幅広に切る。 鍋に敷き詰めて豚肉を広げて載せる。 トマトを切る。しらすをご飯にのせて納豆。 おしまい。疲れてご飯を作りたくないから、この前食べて美味しかった冷凍の赤…

芝の匂い

朝、目が覚める。 「そうだ、今日はあのブラウスを着るんだった」 昨日買った白いブラウスを思うと特別の1日が始まるような気になる。 タンスから出すときになって一瞬、それでも迷う。なんか勿体無い。どこに出かける予定もないのに新品下ろすのもなぁ。ど…

甘やかす

今朝、本当に呆然とした。 着る服がないのだ。正確に言うと上の普段着がない。チノパンやデニムはあるけれど、その上に着る気楽なシャツがない。綿のカーデイガンも、長袖のTシャツも。 スーツの下に着るようなワイシャツが三枚あるけれど、家事をするにはど…

地に足をしっかりつけなさいと、心の声が言う

春だ春だと桜が咲き、ものごと、生命、すべてがさぁっ始動!ってエネルギーを発散し始める。 ラジオでもテレビでも「春ですねぇ」「お花見もういきましたか?」「急にあたたかくなって、衣替え急がないと」と言う。 軸のしっかりしていない私は煽られて「な…

朝の散歩。ふと隣町の朝はどんなだろうと、いつも曲がる緑道をまっすぐ進んだ。枝垂桜が満開。やや散り始める頃で花びらが舞う。 小さな女の子がピンクのヘルメットをかぶって補助輪をつけた自転車の練習をしている。 まだ8時。きっと今これに夢中なんだろ…

幸せ

朝食を済ませ、また少し寝る。11時になってのそのそと起き出すと息子が 「あ、母ちゃん、始動したな」 と言った。そうだ。始動しよう。始動したいのだ。ここから平常運転にゆっくり持っていくぞ。 そうはいうものの、洗いあがって洗濯機の中でそのままにな…

寝たきゃ寝ろ

夫に電話で「次回からはもう少し工夫してよ」と言ったが、夫は変わらないだろう。 「あ、ごめーん」と言いながら、きっとまた同じ状況の時は似たようなことをするに違いない。それが彼だ。よくも悪くもブレない男。 そのブレなさにどれほど救われたか。 妻が…

ぽかぽか

人ごみから離れたところで桜が観たかった。 都立大から柿の木坂に伸びる遊歩道。 桜がツツジの植え込みの下でも健気に咲いているのを観て「みんな頑張ってるなぁ」と反省する。 のどか。 すべて、消えていい気持ち。 写真には風が映せないのが残念だ。 暖か…

伝わっていない

昨日、夫が急に帰って来た。東京で講習を受けたあと、家で過ごし、翌日京都で試験を受けるために夕飯を食べたら泊まらず、深夜家を出て行くという。 これを5月まで毎週土曜日、するらしい。 ふうん。そうなんだぁ。 いきなりの展開についていけない。講習会…

ボスがやってきた

おい。 ちょっと言いたいことがある 俺は悲しいよ 悲しくていじけちゃうぜ おまえ、俺を一瞬でも疑ったろ、糞をしたって 見くびるな。約束は守る猫だぜ、俺は。 あれは、俺じゃねえ。 ・・・今日はそれを言いにきた。 それだけだ。 保存保存 保存保存 保存保…

ムスカリの精

買い物に行こうと玄関を出ると視線を感じる。 咲いてた。ムスカリ。 植えた覚えはないのにいつからかポッと咲く。 桜ばかり見に行かないで。 まさに満開のお花見シーズンに合わせて咲くんだから。 だらんと広がってる葉っぱがねぇこっちこっちと呼んでいる。…

キリっと爽快

遊歩道に咲いていた。 道の真ん中にある日突然、小さな木が。 去年もあったっけ。近づいて写真を撮っていたら幼稚園時代のママさんに声をかけられた。犬の散歩をしているところだった。 「どうかしました?」 「あ。花が綺麗で…」 怪しい女全開でいたので照…

遅い

悲しみって時間が経つごとに「今日はここまで回復した」という具合じゃなくて、上がったり下がったりがあるんですね。 「おらおらでひとりいぐも」の芥川賞作家の若竹千佐子さんの言葉。 あぁそうだなと思った。 父が死んだとき、その当日も、葬儀の席でも涙…

友好条約

母さん、猫のフン、始末したの? え?知らない。 さっき玄関脇に猫の糞があったのが、今見たら無いから。母さんが掃除したのかと思った。 知らない。そんなのあったの。 あいつ、約束破りやがったな。 いや、彼はそんなことはしない。きっと新顔か迷い猫だよ…

並んで歩く

昨日の夕方、息子の服がどれも小さくなっていたので春物のシャツと上着を買いにユニクロに二人で行った。 連れ立って店に行くなんてことはそうそうない。お金を渡すから買っておいでと言っても面倒がって店に足を運ばないので、ここぞとばかりにシャツ四枚と…

ご迷惑をおかせしますのご連絡

最近はてなブログの中でスパムコメント騒動が起きているというのを誰かの記事で読見ました。 私も、感染しました。 なんだかインフルエンザにかかってしまったよう。 感染した人の任務として、「かかりました〜!!私に近寄らないで!」と広く伝えることがま…

散歩の途中の心の温泉

ここが私の心の故郷。 昨日、衝動的に「神保町行こう」と湧いてきた。 散歩の途中だった。立ち止まり、数歩また進み、また立ち止まり、また進み、また立ち止まり、エイっと踵を返し、駅に向かった。 今住むこの街には結婚して2年目に越してきた。両親との二…

雨の日の散歩

散歩コースの桜、咲きました。 通勤していく人を横目に、幹に近づいて写真を撮ろうとする怪しい女。 最近、どんどんこういうことが平気になってきている。 これを中年化というのかしら・・・。 同じ木の中で、真っ先に咲く花と固い蕾のままのもの。 花一つ一…

平行の糸

もう一度、友人からのエッセイ集を読みかえす。 隠し持っていた感情を抱えながらおっかなびっくり読んだ。素晴らしい出来に脱帽し、置いてきぼりをされたようで、ちょっと自分にがっかりし、日を置いてもう一度、改めて開いた。 もう怖くはない。もともと彼…

彼岸の入り

長い1日だった。 夫を昼過ぎに送り、それから母と墓参りに行った。 去年のこの時期も母と二人で行っている。その時は夫の単身赴任の準備と息子の入学準備と重なって、大忙しだった。そして当時の私は母と行動することが辛くて、彼女と食事をすると決まって…

散歩道の桜

咲きはじめてた♪

あっぱれ

先週、もう5年ほど会っていない友人から電話がかかってきた。 田園調布に住み、買い物は三越の外商、ご主人は大手の商社マン。双子の男の子もその上にいるお嬢さんも有名私立大学の付属に合格させつつ、有名なお菓子の先生のお弟子さんで、その腕前はプロ級…

笑の神様

息子が書類をたくさん持って今日、大学に行った。これで手続き完了し、晴れて新しい学科の生徒になる。 昨日、一昨日、合格が決まってから一悶着あった。 今回、この転科試験は母と姉には内緒にしていた。本人が落ちたらカッコ悪いからというので黙っていた…

帰ってくる

明日は夫が午前中に帰ってくる。 なんだろう。なんだかんだ言っても、ホッとする。 素直に言おう。楽しみだ。 今は楽しみなのに、顔を見たとたん、それでよし、となる。 その瞬間から、昨日も一昨日も家にいた、家事など一切しない、自分の話ばかりして、つ…

祝う

息子の転科試験。合格した。 どっと疲れが。昨年の大学入試より今回の方が二人とも緊張していた。 この数日、自分に言い聞かせる為に「受かる、受かる」と、ぶつぶつ呪文のように3分1回くらいの頻度で呟かれ、正直、精神的に私も追い詰められていた。 まった…

心地よく

引き続き体調がよろしくない。 たぶんこの急激な気候の変化に脳と身体がうまく反応できていないんだろう。 反射神経と運動神経が鈍いから、そんな気がする。 相変わらず日向でウトウトして午前中を怠惰に過ごす。二日目になると、至福感も弱まりなんとかシャ…

怠惰とお日様

散歩に行って、スーパーに寄って、ミートソースを作って昼ごはんを済ませたあたりから、じわじわ具合が悪くなった。 食後のおやつに食べようとお盆に乗せておいた甘納豆と甘食に手が伸びない。 おやつを食べたくないと思うのはおかしい。気のせいかもしれな…

強くなりたい

母が昨日、祖母のいる老人ホームに一人で行ってきた。 食がすっかり細くなり、持って行った蜜豆も求肥と豆を数粒、イチゴを一つ食べただけで「もういらない」と言ったそうだ。 グラタンやバターをたっぶりと塗ったトーストの好きな人だったので、ショックだ…