祝う
息子の転科試験。合格した。
どっと疲れが。昨年の大学入試より今回の方が二人とも緊張していた。
この数日、自分に言い聞かせる為に「受かる、受かる」と、ぶつぶつ呪文のように3分1回くらいの頻度で呟かれ、正直、精神的に私も追い詰められていた。
まったく心配していないかのように
「大丈夫よぉ」
とヘロヘロしていたが、内心、これ、ダメだったら、泣くんだろうなぁ。。。と思うと、なんとしても行かせてやりたいと願う。
彼がこんなに必死になっているのは初めてだった。
結果が出てあまりに脱力した二人。
「なんか、こう、パーっとしたいねぇ」
「うん、疲れたよね」
「今晩なにか食べにいこうか」
「いいね」
・・・・・・。
ここで息子が「なんかその気力も無い。」
私も「だよねぇ、家で食べよっか」
結局スーパーのお寿司で乾杯。
息子、人生を切り開いたことに乾杯。