お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

キリっと爽快

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遊歩道に咲いていた。

道の真ん中にある日突然、小さな木が。

去年もあったっけ。近づいて写真を撮っていたら幼稚園時代のママさんに声をかけられた。犬の散歩をしているところだった。

「どうかしました?」

「あ。花が綺麗で…」

怪しい女全開でいたので照れ臭い。

彼女もこんなところにこんな木あったかしらと寄ってきた。

「そうですよね。いきなり現れたようで。なんて花だろう、桜…ソメイヨシノじゃないでしょう?」

八重桜はもっと後だしと私がモゴモゴしてると彼女はきっぱり

「いいんじゃないかしら。桜で」

言ってくれた。

そうですね、花びらも5枚だし。桜の仲間ですね、きっと。そう結論がつくと「それじゃ」と歩いて先に行った。

子供の送り迎えのときやスーパーで、会釈し合うくらいで、話したことのない人だった。どんな人か知らないが、彼女の、細かいことはいいんじゃないですかと、きっぱりさっぱりしたところ、好きだなぁ。

ママ仲間でありがちな、余計な同調はしない人。

だから顔見知り程度の、私にもサラッと話しかけてくれたのだな。

苗字もわからない。キリっと颯爽、さわやかママ。