お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

先生のご意見

昨日は病院だった。

事前に受けた検査の結果を聞きに行く日だけなのだが、テストを返される直前のようになんとも落ち着かない。

「結論から言うと安定しています。・・・もう少し栄養がつくといいんですけどね」

ああ。つまり、体重が上がればということか。

旅先では食事も美味しくたくさん食べられた。さあこの調子でと、帰宅した翌日の朝から卵、肉、果物、チーズとビュッフェをイメージして並べたが、なぜか数日前感じた、あのワクワク感というか、楽しさというか、高揚感がない。

無意識のうちに洗うことを考えるのと、朝っぱらからそんなに手間をかけたくない。皿の中の料理はホテルのものに比べたら見劣りもし、そんなに特別美味しくもない。

よって、持て余し、それでもせっかくお皿に乗せたんだからと半ば義務感でお腹におさめる事になる。

 そんな話をすると、自分が楽しむことに罪悪感を感じるようですね。と言われた。そうかなぁ。けっこういい加減にドラマをみたりしてるんだけど。

「もう少し何かしなくてはいけないというのをなくしましょう」

そうはいうけど外に目を向けると、スーパーでも街中でもみんな本当によく働いている。

夫も姉も息子だって、毎日しんどくても出かけていく。

そういう先生だってこうして朝8時半から診療開始しているじゃないか。午前の診療がすんだら午後からは病棟に回り、その後も何かと忙しいはずだ。

先生とくらべるのも厚かましいが、私なんぞ、家族を送り出したら基本、ぼーっとしている。最低限の掃除と洗濯を済ませたら夕方の買い物と夕飯の準備くらいだ。

あとはその隙間隙間、その日次第。適当である。

「自分が楽しむことに罪悪感を持たないようになれればいいんですけどね」

もっと楽しめと言われても。正直、どんな風に、そしてどこまでやっていいのかわからない。それより何より、人に合わせて動く癖がついているのでどうやったら自分がワクワクするのか、それすらわからない。

のんびり適当に探ってみよう。

今年の夏の自由研究、『夫の腹問題』に加え『自分の極楽気分のツボ探し』が加わった。