お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

甘やかす

いつもそんなこと言っているようでお恥ずかしいが、やっぱり午前中、怠い。

太陽がでていないと自分までもおやすみモードになりたがる。

午前中、湯を沸かし直し、風呂に入ってみた。

なんだか特別なことをして自分を甘やかしたくなったのだ。

窓からは冷んやりした外気。湯船に身体を沈め、ラジオクラウドでお気に入りの番組を聴く。

こんな入浴の仕方、いつ以来だろう。息子が産まれる前までは平気で二時間くらい風呂場にいた。

どうせ最後に掃除をするのだから、湯船に浸かったまま身体を洗い髪も洗ってしまえ。その前にシャンプーの横においてあった随分前に買ったパックをしてみることにした。

なにしろ入院する前に買ったものだから7年以上前のものだ。品質は問題なさそうだが、使い方をすっかり忘れている。全くわからない。めんどくさがり屋の私が手に入れたくらいだから、きっと塗って洗い流せばいいのだと顔に塗りつけ、しばらく放置し、目を閉じた。

朝風呂にパック。それが特別したかったわけではないのに私の中の私が喜んでいるのがわかる。

誰かに大事にされたかったようだ。よしよし、ゆっくり休みなさいと、されたがっていた自分が、わーいわーいと言っている。

風呂から上がり、リンゴのケーキを焼いた。

食べたかったわけではない。

ただ、ケーキの焼けるときのあの、幸せに満ちた甘い香りが欲しかった。

「リンゴのケーキ、焼けたよ」

あの感じが欲しくなった。

アーモンド、くるみとリンゴとバターと卵。そして私のケーキはいつもホットケーキミックス

180度で30分。

 

今日はどこまでもどこまでも自分に甘い1日だった。

 

 

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夕方雨がやんだので少し外を歩く。

 

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雨上がりの苔も満足そうだ。