お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

ほっ。

朝食を済ませてから、エンジンがかからず。

エンジンどころかなにもやる気がでず。

洗濯機の中にはとっくに洗い上がった洗濯物が丸い輪っかになって干されるのを待っているのに、やりたくない。

まいったなあ。

濡れた洗濯物を取り出し二階に持って上がり、パンパンっと皺をのばすこともせずハンガーにかけベランダに干すと、ベッドに転げ込んだ。

怠惰だ・・。午前中の、しかもなにも働いていないこの時間からこんなことでいいのか。

一時間ほど目をつぶってゴロゴロしていると息子が起きて来た。

「どしたの具合悪いの」

「悪くない、ただなにもやりたくないの。さぼり」

「それでいい。ダラダラしんさい」

言ってもらうと、安心する。そうかな。いいかな。

起き上がってみると先ほどより身体が軽い。

横になるってすごいなあ、どういう仕組みになっているんだろう。

 

すこしならできそうと、ずっと気になっていた庭の掃除をはじめる。

柿が早くもぽとぽと実を落とし、歩くところを塞いでしまっている。

熟して潰れたもの、そうでないものを集めて袋にいれる。

ついでに伸びきっている雑草をむしり始めた。

雨上がりの土はゆるんでいて抜きやすい。

ざっと目立つところだけと思っていやり出すとあそこもここも、ついでに母のところもとあちこちやっていたら二時間半経っていた。

うっすら汗をかき、庭は完璧ではないがこざっぱりとした。

45リットルゴミ袋3つ分の草を門のところに積み上げた。

今日一日駄目で終わるかと思ったら、途中から巻き返したと、またホッとする。

休んでろよと言われてホッとして。

頑張って草むしりをして、何もしない一日にならなかったとホッとする。

今日は気持ちよくねむれそう。