お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

1日ぼけーっと

見事にぼんやり過ごした1日。

夫婦二人の朝食の後、またしても試験を受けにいく夫を見送り、まずはイケアの椅子に座る。

洗濯物が洗いあがったとピーピー言ってたからさっさと干さないとなあと思いつつも、怠くて動かず。

テレビをぼんやり眺める。吉本興業の一件をいろんな人が語る。問題の真実よりも、こういう時に発言する内容から、この人って優しいんだなとか見えてくる。

息子がいよいよ就職に向けて動き出した。

企業に送るエントリーシートを書いたり、写真をとったり、企業に参加したり。

「企業に選んでもらうんじゃない、俺が選ぶんだ」などと強気の発言をすれば「素晴らしい、その通りだよ」と称賛し「俺、就職できるんだろうか」と言い出したら「絶対できる、アピールしなくても魅力に溢れているもの」と毅然と言う。

迷いなく言わなくてはいけない。

思えば私の場合、子育ては「大丈夫」と言い続けることだった。

これでいいかな

大丈夫

こう思うんだけど

いいと思う。大丈夫。

喧嘩した

大丈ぶ

怒られた

大丈夫

宿題終わってない

大丈夫

遅刻する

大丈夫

算数1点だった

大丈夫これ以上下がらない

そんなことで死なない。

もともと君は幸せになるように出来てるんだから好きなようにおやり。

本当にそう思っているから真剣に言う。

君の選ぶ道は間違いない。

企業との相性が君の価値ではないんだ。

変な計算をしないでこれまでのように進みたいように進め。

眉間にしわを寄せて居眠りしている顔を見ると

あの子がねぇと思う。

ピンと張りつめた空気を一気に消すかのように、出来るだけ呑気に「大丈夫大丈」と言うこの頃、一人になるとどうにも力が入らない。

・・・ああこれ、言い訳・・・暑くてだるいだけ。

洗濯物干さないと・・。

ノロノロ立ち上がる。