カプセルホテル出現
机とベッドの間に本箱を置いてみた。
ふとした思いつきだったが、これが大正解。壁とベッドに挟まれた頭の部分が鬱陶しくてダメかなと寝転んでみたら。
みたら!
この狭さが妙に落ち着く。泊まったことはないが、カプセルホテルのような包まれた感が、なんとも心地良い。
机側と区切られたことにより、こっちはこっちでかつて引きこもった納戸のような安らぎがあり、これまたいいのである。
狭い部屋をどうやって広々と使うかということだけに頭がいっていたのだが、先日、おしゃれなインテリアと決してうわつっらだけでない、豊富な知識で皆さんご存知のmashleyさんの記事に、北欧インテリアの魅力が書かれていたのが、これを発想させた。
遊び心。
形式美や決まりに縛られず、こうしちゃったりして・・・こうなってたら楽しいかも・・・というワクワクから、あの北欧のお洒落な家具やインテリアは生まれているように感じた。
そこからその遊び心と熟練された技術と職人魂が結びつき、美しさと陽気さとシンプルな機能美と使い心地の良さとが、とことん追求される。
私は技術も職人魂も、からきし持ち合わせてはいないが、使い心地はどうしても妥協できない。
それが人から見れば「それ、気に入ってるの・・・?」とドン引きされるような形であったとしても、いろんなものを組み合わせたり、あっちのものをこっちにやったりして「お、こりゃいい!」とカチッとくる配置を探してしまう。
ここに本箱置いてみちゃったりして・・。
夫の荷物が急に増えて自分の基地は手放すしかないかと思っていたが、あえて狭い空間を作ることで解決した。
夫のいる空間と自分の陣地が共存し、無理なく私がそこを居心地の良い場所として気に入ったことがなによりも嬉しい。
この部屋で夫が仕事をし、私は机の前の窓から空をぼけっと眺める。
週末が楽しみだ。