お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

今に夢中

訳のわからないままに1日がすぎてゆく。

夫の荷物は思いのほか多く、秩序をなくした寝室は、方向性を見失ったままの状態である。

あっちのものをこっちにやって、こっちのものをあそこに置いてとやったところで収まらないので、自分のものを削ぎ落とせるところまで削ぎ落としている。

今、私のもので残っているのは小さな無印の折りたたみの机に椅子、オーディオ、ベッド、父がCDラックに使っていた高さ1m、厚さ20㎝の本棚。・・にIKEAの椅子。

8畳ほどの部屋にベッド2つにそれぞれの机と椅子を置こうとするから無理がある。

そしてここにきて気がついたことがある。

うすうす感じていたが、去年買い換えた私の無印のベッドフレームは大きい。以前使ってたものより横幅も高さもあるのだ。

もう一つ、うっすらと感じていること。二年間の間に夫の書籍が増えている。

恐ろしくて確かめてはいないが、山積みになっているダンボール箱の量と夫用の本棚の容量とが、明らかに釣り合わない。

これは新しく大きな本棚が必要なのではないだろうかというのが、目下懸念している案件なのだ。

片付けが苦手な彼に整理整頓をしてもらうには、それらを収める場所を用意しないとならない。

今の状態で荷解きをして片付けてくれと言ったところで、本棚からあぶれたものたちが、机や床の上に積み上げられ、開かずの箱もでてくるだろう。それら手付かずの箱は「いつかいるから」とそのまま放置されるに違いない。

二年後に実家に移ることを思うと、今、あまり家具類を増やしたくはない。が、これはどう考えても避けては通れない。

そうとなると、どうやってそのスペースを確保しよう。

いよいよ私のものを更に減らすか。

手放せないもの・・本棚、パソコン、オーディオ、ベッド。

椅子をのこして机を手放すか。机を残して椅子を手放すか。

パソコンは膝の上でもベッドの上でも一階のテーブルでもできるか。

いやいや、IKEAの椅子こそ一階に下ろすか。

パズルのように考える。

けれど、それは悲しいことではないとちゃんとわかっている私がいる。

昔の私だったら、思うようにいかない夫の荷物や、急に増えた洗濯物、夫と息子との生活時間に合わせてする台所に、やれやれ・・とため息をついていた。

違うんだな。

あれやこれやとすること。頭をひねること。それはみんな、家庭の中の平和の上に成り立っている。

ジグゾーパズルは今日もうまくはまらない。