ありがとMac君
MacBook Proがついに、ついに壊れた。
これまで2度、修理に出し、OSの再インストールもデバイスの修復もやり尽くし、修理屋さんにも
「次はもう、ダメですね」
と言われたにも関わらず、さらにもう一回直しに出して救ってもらった。
「さすがにもう次は・・」
「はい、そうですね」
それから約半年。使っていたら画面が急に暗くなった。そしてチカチカ点滅し、グレーに細い縦線がかかった画面になり、止まった。
あ・・・お亡くなりになった・・・。
勘でそうわかった。点滅も、グレーの縦線もこれまでにはなかった事だ。
本当に最後なんだ。
もう直そうとは思わない。よくやってくれた。
思えばこの機種は8年前、退院し心身弱っていた時に気晴らしに買ったのだった。外出できない時も人と会話ができない時も、言葉が出なくなった時もこの子と遊んでいると気が紛れた。
Macの寿命は4年、長くて6年と言うから、もう限界なのだろう。
あれから私も随分陽気に強くなった。
もう私の役目は終わりましたね。さようなら。
あの点滅はそういうラストメッセージだったような気がする。
次のステージに行こう。
Mac君、お疲れ様。これまでありがとね。