お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

コロッケの日曜日

一日家で過ごす。

このとことろ、意味不明の微熱が続く。微熱なので、症状も微妙だ。

なんとなく、だるく、なんとなく、頭が痛く、なんとなく身体が重い。

頑張れば買い物にいけそうだが、やめた。

最近思う。私が頑張って外に行こうと思うのは、自分がなにか生産的なことをしたぞと納得するためで、それ以外の理由はなにもない。つまり、自己満足、もっと言えば自分が安心するため。

自分だけのために少ないエネルギーを使い切って、料理や掃除が億劫になり、気を抜いた料理を食卓に並べたりしていたわけだ。

身体が不調でエネルギーが少ないとき、その貴重な力を家族に使いたい。そうするのが一番自分を癒すことに気がついた。

そんないい訳も頭にあって一歩も外に出ない日曜日。

昼間にジャガイモを蒸かしひき肉と玉ねぎとまぜた。

おやつの時間にのそのそまた起き上がり、サツマイモを蒸かしながらパン粉をつける。

オーラの泉YouTubeを観ながら自分が身体に問題を抱えているのも必然かもしれないなぁなどとぼんやり思う。

入退院を経験してからいつも、どこかで死を意識するようになった。

今日が最期だとしたら。

そうだとしたらドトールよりは家族にご飯。

自我を手放すように神様が組んでくださったプログラムかもしれない。

あ、でも、そのことにやっと気がついたから、次のステップに進むときなのかもしれない。

だから母との距離がまた急に近くなってきたのかもしれない。

これまでのは基本問題。

基礎はクリアしたね。これから応用編に入るよ。

そのための微熱。

今はしっかり家にこもって無駄な体力消耗せず、なにが一番自分にとって大切か、なにが自分を幸せにするかゆっくり考えなさい。

もうじき新学期だよ。

そういうメッセージかな・・・などと思いながらコロッケを揚げる。