お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

休暇の終わり

今日は何もしなくてはいけないことがない日。

息子は相変わらずアルバイトで5時に家を出た。

テレビを見ながら二人で朝食を食べ、それから私は床に寝転び、日向でまたテレビを見る。夫はパソコンを立ち上げる。

洗濯物を干し、今度は私は二階で夫は一階でそれぞれ過ごす。

二階でぼんやり椅子に腰掛け、また、ただただ、テレビを見ていた。

見たい番組があるわけでもない。

ただ、ぼうっとするお相手に、画面を眺める。

家の中に夫がいるというだけで、私は安心して何もしないでいることができるのかもしれない。

息子と二人の時も、一人で家にいる時も、時間を無駄に過ごすことがうまくできない。見たい番組がないならテレビは消して本を読む。文を書く。台所に立つ。

夫が私に何の作用をもたらすのか。

特に何もしないでもいいのだと思えるのが夫のいるときというのは、どういうことなんだろう。

甘えか。

知らず知らず自分のペースが崩れるので自分時間の充実は無理だと割り切っているのか。

夫がいると疲れるのか。

どれも当たっているような気もする。

確かに、都合が悪くなると「ひ〜ん」とごまかし、あくまでもマイペースの柿ピーおじさんのお相手は、私のペースを乱す。

だからこうやって無駄に時間を過ごすことを本能的に求めるのかもしれない。

明日の早朝、夫は出発する。

それでも夕飯前に、ぼちぼち荷造りを始めるのを見ていると「あ〜あ、終わるのか」と思う。

明日からまた二つ。威勢良く威張っていられるのも今日までか。