お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

寝て過ごす

やはり、体調不良。

昨晩、就寝時はなんともなかったのに、今朝は体が動かない。

抵抗せずに、動かないならそれなりにと、1日過ごす。

冷蔵庫に豚肉が買ってあるので、傷まないうちに今日使いたい。息子の夕飯は豚もやしの蒸したのにしよう。

レンジでナスとピーマンと豚肉の味噌炒め風を作る。乱切りしたナスとピーマンにオリーブオイルをまわしかけ、その上に豚もやしで余った豚肉をのせ、レンジでチン。取り出して味噌、酒、砂糖、みりんで作った調味料を絡ませて終わり。

本日の料理はこれだけ。

あとはひたすら横になる。

 

昨日、祖母のところに見舞いに行った。

車椅子になってから一気に弱り、目に力がなくなり、物を食べなくなった。

しかし、高栄養のゼリーを食べさせてもらい、また盛り返してきている。

会話も冴え、冗談も言う陽気な祖母が戻ってきた。

私のかけていたペンダントを指差して「素敵ね」という。

外して見せながら、

「ここ、ロケットになってて、写真とか入れられるのよ」

と、ぱかっと蓋を開けて見せた。

「あら、何も入ってないじゃない。誰かいい人いないの?」

と笑う102歳。

生きる力ってすごい。

生きていてくれるだけで嬉しい。笑ってくれるともっと嬉しい。

 

生きているだけでいいんだ。

そんなことを思いながら1日ベッドに横になる日曜日。

体を休めて、笑おう。元気になると会話が増える。会話が増えると笑いが起こる。

 

夕方、私の不調は知らないはずの息子が偶然電話をくれた。

「いま永田町。何か買って帰るものある?」

頑張れば自分で買い物に行けないこともない。行くつもりでいた。いつもなら、こんな時、大丈夫だよ、何もいらないと言う。

もう、抵抗しない。今日はダメ。甘えよう。

「スイカおかゆと梅好み」

「具合悪いのか」

「深刻じゃないよ、今、買い物行こうかと思ってたくらいだから。けど、助かる。頼む」

わかったと電話は切れ、また眠る。

息子が帰ってきた。

おかゆにスイカに梅好み。おまけにバニラアイスクリームとおっとっと。

こういうの、久しぶりだ。

もう突っ張らなくていいんだ。