期日が迫る
夫への誕生日プレゼントが決まらない。
30日。
8月のお盆休みまで忙しくて帰ってこられないので、いつものように誕生日のお祝いをパーッとしてあげられない。
してあげられない、と思っているのは実は私の方だけかもしれない。
当の本人は毎週末仕事と講習、テストと忙しいので、しんみり「誕生日なのに」などと思ったりもしないのかもしれない。
こっちが勝手に思うのだ。
一人仕事で単身赴任してるのに、誕生日も一人で何事もなく過ごすのか。いいのか。それで。相棒として。そんな誕生日、過ごさせていいのか。
そばにいれば、おめでとうと、言えば、ありがとうと笑う。
その笑顔を見て、私もそれで満足できる。
共に祝った。それで納得できるのだ。
簡単な祝いの膳を用意して、ささやかなプレゼントを渡す。それだけのことなのに、なぜか、するべきことをちゃんとしたぞという気分になる。
今年はどうしよう。
宅急便でプレゼントを送ろうか。
シャツにしてもハンカチにしても、一人で包みを開けている姿を想像すると、どんな高価なものを贈ったとしても、あの、「ありがとう」と嬉しそうにしている顔は浮かばない。カードや当日の電話だけにして、帰ってきたときに改めてお祝いをしようか。
期日は迫る。
送るのだとしたらそろそろリミットだ。兵庫だし、台風もくるというから、早めに対処しないと流通も滞るかもしれない。
ええい、これでいいかっ・・・と、間に合わせのようなものを送ればいいてものでもないしなぁ。
なんか喜ばせたいんだけどなぁ。
あの人、何をしてあげたとき、一番喜んだっけかなぁ。
意外と、みんなで祝うにこだわっているのは私だけで、高価なブランドのシャツとか届くと、喜んだりして。
結構ブランド好きだからなぁ。