お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

初期化

どうやら、パソコンが壊れたようだ。

起動するのに、いくらなんでも10分以上かかるのはおかしい。

いつも不精してちゃんとシャットダウンせず、スリープにして画面をとじていたせいかもしれない。

直射日光かもしれない。昨日、窓のそばでガンガン直射日光を浴びて熱くなっていた。

気の毒なことをした。

スマホを使って症状を検索すると、対処方法が書いてある。どこでも同じことをするようにと指示しているので、どうやら、これが正しいのだろうとやってみた。

が、その作業をやっている途中でフリーズを起こし、止まってしまう。

「散々わたしを軽んじておいていまさらなによ。こんなんじゃ直ってあげない」

と拗ねているようだ。

うーむ。お金がたくさんあれば、「あら残念」と言いながらホクホク最新のMacBook Proを買う。

が、今はそれはできない。夫の住まいとこっちとに、二つに別れてから、やはり出費は多い。とてもヘソクリ程度で買える品物でもない。

うーむ。

・・・やむなし。

思い切って工場出荷状態にまで初期化することにしよう。

一か八か。

この作業をやっている途中でパソコンがまた拗ねだしたら、そのときこそ、終わりだ。

サイトでもこれは調子の悪いパソコンの最期の手段と書いてある。

「やるわよ」

パソコンに語りかける。

「これでダメだったら、私たち、本当に終わりよ。わたしは本気だからね。あとはあなた次第よ」

電源を一度切り、commandキーとRキーを同時に押しながら再起動。

えいっ。

 

そして、今。

すっかり空っぽのただの箱になってしまったパソ子に、また新たなOSの命を吹き込んでいるところ。

あと、1時間50分。

頑張れパソ子。頑張るんだ。生き返るんだ。

私たちの関係はまだ、終わっていないはずじゃないの!?