お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

秋の部屋

ベッドの向きを変えた。

夏の向きは、窓の近く、眠りながら月が見えるのが好きだった。

冬に向けて模様替えをしたのだ。今度は、でんっと真ん中にベッドを据え、右にはテレビ、左には壁に寄せて机。どちらも、ぴっちりくっついているが、この半径1メートルの幸せ。

壁に寄りかかってベッド越しにテレビを見ながらパソコンを開く。いつでもゴロンと寝転んで眠れる。ゴロンと寝転びながらテレビが観れる。足元にはIKEAのイス。これもまた、座って足をベッドに投げ出すと絶妙。椅子のそばには小さな本棚。昼間はそこに南向きのベランダから気持ちいい風と暖かい日の光が入る。天気のいい日はここで読書しながら日向ぼっこしながら、寝るのだ。

納戸を卒業した。まだちょっと恋しい時もあるが、この冬、私はこのベッドのある南向きの部屋で自分をたっぷり愛そう。

たっぶりたっぶり自分を愛して、大きく育てた愛をみんなに循環しよう。

無限に愛そう。

最近、私の人生は家族を愛するためにあるのかもしれないと思う。

小さい時から実はこんなことを思っている。

実はこの世の中、みんな私のために次々と起こってくる現象で、それに私がどう対応して、振る舞うか、ずっと高いところから、神様たちが集まって見てる。

「オォ。オォ。やっとわかってきたようだのぉ」

なんて言いながら。それで死んだ時、神様たちの前に呼ばれて、感想を言われるんじゃないかしら・・・なんて。

だから私はトイレにいてもスーパーにいてもいつも、一人っきりではなかった。

大好きだった父が、あれだけ神様にお願いしたのに、死んでしまった。その時から私は神様を疑った。病気になり死にそうになり、心も崩壊した時、神様なんていないじゃん、バカみたい私。と拗ねた。

今は、よくわからない。でも、何か、大きな力を感じる。

宗教にハマったこともないし、別段信仰もないけれど、宇宙だかどこだかわからないが、私を包んで守ってくれている見えないものが、あると思う。

 

このブログを始めてみようかという思いつきもそう。

ここでの出会いもそう。

本屋でふと手に取る本。母との長く苦しんだ葛藤。

母との関係が再構築されていくのではない。

私が再構築された。

考え方も価値観も、もっともっと自由でおおらかでいいのだ。

何も怖れず。

私は自分で思っているよりずっと強い。

大丈夫なようにできている。

今だけ。今だけをつなげて生きればいい。

自分をジャッジしないで。楽しい方向を探して、向く。それだけでいい。

あれこれ失敗して、擦り傷だらけで、ぐるり一周。

さぁ。

これからの私はどうなろうか。

たくさん笑って陽気で気が強くて、威勢のいい、自分に自信を持った優しい人になっていこう。