お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

開通願い

福島いわき市の友人のそれからが気になる。

第二弾の水害はどうだったろうか。Twitterやインターネット検索で住所から状況を探ると、どうも近くの川が氾濫したようなのだが、それが彼女の家をどう襲ったのかわからない。

浸水したのかそうでないのか。

もし家が水浸しだったら、そこにあれこれ送りつけても困らせるだけだ。この前は手紙の距離がちょうどよかったと思ったが、こういうときこそ、LINEや電話で繋がっていたら一声かけて様子を伺えるのにともどかしい。

なんとかならないだろうかと、意味なく自分の携帯をあれこれいじっているとLINEのQRコードが自分にも自動的に割り振られていることを知った。

すると、これさえ彼女のもとにあればあっちで、私のことを登録できるということなのか?

LINEの友達登録は近くでフリフリするか、IDをその場で教えて探してもらうしかやり方は無いのだと思っていた。そうか、こんな方法があったのか。

しかし今度はこの携帯の中に表示されている我がQRコードをどうやって彼女に届けたらいいのかが問題になる。メールで送信しようとするにも、どうやってもこのコードを文面にいれることができない。

コードの下にプリントするというのがあった。そうだ、これを印刷して手紙で送ろう。

用紙サイズA4にして余白にメッセージを添えればいいとやってみたら、紙一面真っ黒の怪しい模様が出てきてしまった。まるで恐ろしい組織のシンボルのようである。

写真L判サイズにしても同じことで用紙一面に印刷される。

試しにカメラをかざしても当然のことながらこれをQRとは認識しない。

ううむ。

インターネットで「LINEQRコードを紙に印刷する」と検索するとみな同じようなことをやっているようで、沢山の人がやり方を伝授していた。

スクリーンショットで画面を写真に取り入れ、それを画像添付という形でWordのような書式に取り入れるとういうのが一番簡単そうだったのでやってみる。

どうせならと、名刺のテンプレートを使って小さなカードになるようにしてみた。

どうせならのどうせならで、小さく携帯の番号とmail addressも入れ込んだ。

年賀状にこれらを印字している人もよく見かけるが、誰にでも知らせたくはないので私は入れていない。彼女もそういうところは保守派なのか入れていない。

ずっと葉書と宅急便と封書でのやりとりだった二人に今、SNSが開通しようとしている。

昨夜からはじまり、手紙を添えて完成したのは日を跨いで今日の10時半過ぎだった。

「私の力作を入れとくね。念のため届いたらLINE送ってみて。」

母が友達にメールを送ったそのそばから「今メール送ったんだけど着いた?」と電話をしているのを笑えない。

ホッとする連絡がくるといいなあ。