お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

書き留めておこう 昨日の夕暮れ

夕飯の支度が済んであとはもう温め直すだけってなったとき、時刻までちょっと二階に上がりベッドに寝転ぶ。

iPadを開き、誰かの映画の記事からネットで動画検索し、予告編を観る。

小さな手元にたちまち映画の予告が流れ、たちまち映画館へと気持ちはワープする。

これから観たい映画、本。

少し前までなにも面白い物がないと醒めていた。好奇心も意欲も体力も精神もカラッカラなんだな、アタシ。少しかなしかった。

それが突然カーテンが開いたように、興味を引く物がパーッと溢れて見えてきた。

世界は面白い物であふれてると、蘇るあのワクワクした感じ。

慌てないこと。

全部食べ尽くそうと思わずに。

焦ると目の前のものを味わえない。

 

醒めて好奇心の無くなったときも悲観しないで。

家事の段取り、家族のこと、頭の片隅で同時にあれこれあるのに趣味の時間を探求するなんて不器用な私には難しい。

欲張らないでいよう。

ホッとする瞬間、わたしが自分に戻る瞬間、それに出会えるものならなんでもいい。

続かなくても。

地味でも。

ミーハーでも。

ただ毎日を投げ出さないで淡々と丁寧に過ごしていれば

こんなふうに急に込み上げてくるときがある。

幸せだ 幸せだ 幸せだ。

単調な1日の終わり。

息子は隣の部屋で本を読む。夫はラグビーに釘付けになっている。

私はベッドで寝転ぶ。

今この瞬間を捉えておかないと。