お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

ひょええ

夫が今日帰ってくるはずが、明日になった。荷物は明日の朝届く。

今朝ほど電話がかかってきて

「荷物は昨日だして、今はスーツケースに残りのものを入れてだいたい済んだんだけど、まだ残務整理が残っててさ。今日もまた会社行かないと行けないんだ。今晩、一緒にご飯は無理みたい。あれかね、ひょっとして午前様みたいになってもいいかね」

夜中に帰ってきて翌朝荷物が届くためにまた早起きして、荷解きをして翌日出社・・・。

「無理して今日帰ってこなくていいよ。荷物受け取るのやっとくから。今晩はホテルに泊まって明日ゆっくり帰って来れば?明後日からすぐ会社で始まったらまた激動だろうし。」

「そうかね・・・。じゃ、もしかしたら明日の夕方遅くになっても大丈夫?」

構わないと答えると、荷物は9時から10時のあいだに届くから全部二階にあげておくようにと言う。

「入りきらなかったら納戸にもどんどん積んでもらっといて」

なんでそんなにあるんだ。寝室でことたりるんじゃないのかと尋ねると

「え、入らないよ、だって軽く50箱ぐらいあるもん」

とおっしゃる。ひょええ。いつの間にそんなに増えたんだ。なにが増えたというのだ。

「でも食器やお鍋とかは一階においてもらった方がいいでしょ」

「あ、時間ないからダンボールに突っ込んだだけで、箱に何が入っているか書いてないから全部二階に」

ひょえええええええ。

「わかった・・・。片っ端から箱を開けて、いらないものはどんどん処分しておく」

気が遠くなりそうになる。予定していた段取りが総崩れしていく混乱からとりあえずいじめる。

「やめて、ゴミに見えるかもしれないけど新聞の記事で切り抜こうと思ってまだ切り抜いてないのとか、あるから!」

捨てないよ。手もつけませんよ。

しっかしなぁ。夕方まで戻らないとなると、なにがどこに入ってるのかはからないダンボールの山がただ積まれ、身動きのできない鬱陶しい状況でいないとならんのか。

おそらく明日、夫に荷解きの余力はあるまい。

背広がどこか、それを引っ張り出すのが精一杯であろう。

そして出社してしまえばそれどころじゃない日々が始まる。

すると、どうなるのだっ。

ダンボールは積み上げられたまま下手するとゴールデンウィークまで手付かずかっ。

うう。鬱陶しい・・・。

でも。一人でよく頑張った。病気にならずに帰ってこれただけでもありがたい。

ここからは私もおる。

こうなったら当面覚悟を決めて、及ばずながらワタクシメが、毎日ゆっくり中身のわからない箱を開けて片付けようではないか。

・・・息子も今夜は飲み会で夕飯いらないことだし、私も今日は手抜きして体力温存しておくべ。