お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

告白

私が恐れているものの正体が見えた。

夫がいて息子がいて

二人は私にとって文句なくいい奴らで、絶対の味方で愛し合っている。

なのに不安がつきまとう。

 

外で誰かにからかわれ傷ついて帰って泣きべそかいていたら笑われた。

喧嘩して帰ってきたら怒られた。

迷子になったら愚図と言われた。

あんまりだと怒ったら癇癪持ちだと呆れられた。

かわいいよって言って欲しかった。

いい子だね、ありがとねって言われたかった。

ダサい。デブ。バカ。役たたず。

娘だから軽口言っても大丈夫と言ってただけのその言葉が未だに私を脅かす。

 

そのまんまでいないほうが悲しくなることが減った。自分を丸出しにしているようでしていない。

ふざけているように見せながら常に親の反応にアンテナを張る。

 

一番辛いとき、味方でいてくれなかった。

「誰がなんと言おうと私はあなたの味方よ」と言ってほしいとき、「あなたがおかしいんじゃないの」と流された。

書けば書くほど子供じみた恨み言でびっくりする。それだけ子供の頃の私がいまだビクビクしているということか。

 

 

お母さんが言う言葉。お母さんの感想、意見、評価、怒り。

前記事の「気にすることなく」で真っ先に浮かんだのは、世間ではなく母だった。

彼女を完璧な存在だとはさすがにもう思っていないけど好きだから。

好きだから。

 

恐れていた対象がそこだけだと浮かび上がったら少し落ち着いた。

認めたら少し楽になった。

 

原因不明の症状に病名がついた感じ。

怖がっていた謎正体は77歳のおばあちゃん。

わがままで気が強くて見栄っ張りだけど、正しくあろうと一生懸命生きている可愛いあの子。

 

気にすることなく愛していこう。

それでいいって決めたらちょっと強くなった気がする。