お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

眺める

 

鳥にも運動神経のいいやつ、悪いやつっているのかなぁ。

上手い奴はいるようだ。

羽を閉じシューッと流して飛ぶ。

空気を切るようなスピード。

急降下して、地面スレスレでヒョイと上がってゆく。

要領のいい奴も。

庭の柿の木にやってきては、一番上の枝の熟した甘いところの、一番柔らかい一部だけを突いてまた、次の実へと飛び移り、甘いところだけをつまんで去って行く。

そこに後からやってくる鈍臭いのがまたちゃんといるから、おかしい。

先着者が居なくなるまで隣のジューンベリーで待っている。彼らが去ると、柿の木に飛び移り、まだ上にもあるのに下の方の小さな実の一つをいつまでもいつまでも丁寧に食べる。

まるで競争率の高いところで焦って食べるくらいなら、私はここでまあまあ美味しい物をゆっくりいただきたいのといった様子。

みんな同じヒヨドリ。歳が違うのだろうか。オスメスか、それとも個性なのか。

要領のいい奴らはヤンチャでピーピーうるさいが、それがいい。

鈍臭いのはマイペースでのんびりにも見えて愛らしく和ませる。

 

神様もこんな風に高いところから我々全てを眺めているのかなぁ。

 

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俺たちが一番乗りだぜ。

朝ごはんを食べて満足ヤンチャ組