お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

これが正解の気がする

夢を見た。

ずっと夢を見ていなかったので、健康になってきた証拠のようで嬉しい。時々、死んだ父がただ笑っているだけのワンシーンで現れたりすることはあったから、本人は覚えていないだけで、実はちゃんと見ていたのかもしれない。

それでも目が覚めて「夢だったか・・」と思うようなストーリーのあるのは久しぶりだ。7、8年ぶりじゃないだろうか。

ワニの夢だった。

大勢の親戚がいる席から抜け出し、夫を誘い散歩に出ていた。どこだか知らない山と川のあるところのようだ。途中に澄んだきれいな川があったので「入りにいこうよ」と夫を誘うといやがる。「大丈夫だよ行こうよ」「やめときなさい」

すると、その川は遠くの高い山から流れ来ていて、私たちがいる道路からは白いガードレールをまたいでも、崖がきつくてここからは行けないことがわかる。「あら、だめだ、これじゃ」「よしましょう、いきましょう」そしてまた進む。今度はなにか学園祭をやっていそうな建物が見え、わたしは面白がって入って行く。夫はやめよう、帰ろうとう言いいながらついてくる。だいじょうぶだいじょうぶと私が喜んでいると、目の前にある長い廊下の窓からさっきの川が見えるのだ。

「ほら、川、さっきの。ここからこんなに近く見えるよ」

すると、川にいたおじさんがなにか捕まえて、窓から放り投げる。

「あれ、ワニだよ、トンさん、逃げなさい、ワニだよっ」

え?っまさかとよく見ると、窓からワニがポイッと放り込まれた。すると次々と窓という窓から流れ込むようにたくさんのワニが入ってきてあっという間に二人のいる廊下はワニだらけになる。

ただ、そのワニはとても小さい。暴れて襲ってくるようにも見えないのだ。1メールくらいの小さなワニがうじゃうじゃと足下にいるのだが、不思議と恐怖を感じない。

「だめだ、戻ろう。トンさん!」

「大丈夫だよぅ。こわくないよ。だいじょうぶ、行こう」

夫の手をつなぎ、私はワニの合間をずんずん進む。

やっぱりワニは襲ってこずに無事、向こう側に辿り着く。

ほらね。だいじょうぶだったじゃん・・・

この辺りで目が覚めた。

 

ワニなんて突拍子もないもの、なんで見たんだろう。

そもそも夢をめったに見ないのに。なんか意味があるに違いない。

すぐに[ワニ、夢、意味]と検索してみた。

ワニには困難と言う意味があるらしい。たくさんのワニに教われる夢はなにか精神的に辛いことを我慢している暗示だという。ワニから逃げる夢も同様で、大きな困難がくる予兆と書いてある。

違う。本能的にそう思った。そんな嫌な印象の残る夢ではなかった。

なんかこう、ゆかいな劇をみているような、そんな不思議な世界だった。

答えを求めてスクロールしていくと、「小さいワニの夢」というのがあった。これだ!

 

 

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なんかいい。いいではないか。

そういわれると単純だから、自分がすごく強くなったように思える。

もう私は大丈夫なんだ。

すべてを超えたんだ。

きっとこれからはすべてを超えていけるんだ。

見えない力にそう言ってもらえたようで、なんともいえない嬉しさと安心感と自信がこみ上げる。

そして、それを信じられる私はたぶん、本当にそうなんだ。

気に入った答えを手に入れたので、もうそこで検索はやめた。