お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

今から決めた。受けてたとう

「やってしまった・・・」

息子がおとといの晩、深刻な顔をして言った。

「学校のパソコンのログイン、ログアウトしないでシャットダウンして帰ってきてしまった」

学籍番号に紐づいた暗証番号でログインしてからレポートを提出したり、資料を閲覧したりするのだが、その日に限って、ログアウトをせずにパソコンをシャットアウトしてしまったと蒼くなっている。

「次に使った奴が俺のデータやレポートにアクセスしたらどうしよう」

しないよ。

授業に関するレポートと個人ノートはアクセスしようと思えばできるが、成績などのプライバシーはここにはない。万が一、誰かが開いたとしても「なんだこれ、誰かログアウト忘れたな」くらいのものだろう。

「レポートは提出した後だから、何もないし、ノートも俺は手書きだから、それは心配ないんだけど」

「だけど、何」

「・・・恥ずかしい・・読んでた資料とか、わかるじゃないか」

「大丈夫だ。世の中はそんなに君に注目していない」

それでも息子は悶える。

翌日大慌てでその教室に行き、ログアウトしようとしたら教室のドアは鍵がかかっていた。月曜の朝までその教室は使う予定はないらしい。

「もう終わりだ・・」

「大丈夫だ、月曜までは確実に君のログアウトは守られる」

はぁ。と繰り返されるため息に向かって付け加えた。

「それ、きっと大学生あるあるだよ。みんな、あ、やべ。って一度は経験してるよ。その程度のことだよ。大丈夫。ちなみに私だったら、あ、やっちゃった。って言ってそのままかもしれない」

マジ?と本当にびっくりしていたが、私も「すごい心配性だ・・・」とマジで驚く。

 

今朝。朝食をとりながら

「なんだかアレから数日経つと、本当に大丈夫な気がしてきた。そう大したことでもないのかもしれない」

「それは良かったね。大丈夫。深刻なことにはならない」

 

案外私があれこれ考えることもこの程度のことかもしれない。

こうかもしれない。こうだろうな。と思っているあれこれ。

全部、妄想。

もっともっと気を抜いて楽しく過ごしても大丈夫。

私が、「何が起きても私はビビらない。落ち込まない。自分を否定しない。」と決めちゃえばいいんだ。

 

何が起きても、受けて立つこと。

決めた。