お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

今を過ごす

やればやれそうな気がする。

で、頑張ってやる。ほら、できた。やっぱり怠け病だったんだ。

でも疲れてるなぁ早く寝よう。明日も早起きしないといけないんだから。

夜中に目が覚める。ちゃんと寝ないと、疲れが取れない。

朝、目覚める。しっかり眠っていないのか、まだ眠い。でも起きないと。

朝の日課の散歩。1日8000歩は歩くといいよと、主治医に言われている。涼しいうちにノルマを消化させると、心がざわざわしない。ちょっとしんどいけど、朝一番に済ませよう。

朝食を作り、息子が出て行き、自分も食べる。また寝たい。

洗濯物があがった。干さないと。

たった勢いで、夕飯の下ごしらえをやっておこう。

面倒で嫌なことは先にすませておけば、夕方のんびり過ごせる。

昼が来て。母が来る。長い話に付き合って夕方になる。洗濯物とりこまないと。

息子が帰って来る前に夕飯、仕上げておかないと。

あ、買い物行かないと。

 

なんか、おかしい。

根本的に何かがおかしい。

いつも先を先を見ている。やらなくてはならないことを前もって片付けることに頭が言っているから、今を満喫していない。

性分なのか。

家族がいるからだろうか。

不意にやって来る母、友達、今日は昼を抜いたからすぐメシになる?とお腹をすかせて帰って来る息子、その全てにできることなら万能な自分でいてやりたいと思うからか。

何か役に立ちたいのは、愛なのか、自己肯定のためか。

 

根本的に何かがおかしいのは、役に立たないと自分は劣っていると思うことかもしれない。居るだけで何かを救ったり勇気付けたり、役に立ったりするとは思っていないのかもしれない。

 

今日は散歩の距離を半分にしてみた。

夕飯は迷わず簡単にカレー。付け合わせもあれこれ凝らない。カレーとトマトとブロッコリ。

1日中、家にいた。

頑張って話題の映画、今からでも間に合うか。

いや、よそう。純粋に観たいと欲して行くのが本当の楽しみ。

なんとなく、読みかけの四冊を並行して読む。

テレビもラジオも消すと心が静かにフラットに戻って行く。

本を読んではウトウト。また読んではウトウト。

そんな自分が少し後ろめたい。

夫は働き、息子は勉強し、現実の中で闘っている。

ウトウトウトウト。

 

ウトウトできる部屋と時間と平穏さが私にはあるんだなあ。

そのことがどんなにありがたいことか、自覚していなかった。

感謝してウトウトウトウトウト。

今日は「今」という時間にフォーカスして過ごしている。

贅沢な1日。