自分を生かすとは。。息子に学ぶ
息子は学科変更して新しい仲間達に自分の居場所を見つけた。
去年の夏頃、学校が苦痛で友達になりたいと思う奴がクラスにいないと言い始めたころ、正直言って
「めんどくさいこと言い出したなぁ。早いとこ慣れて多少のことは我慢して欲しいなぁ」
と思っていた。
文句は言いつつも几帳面な性格なので課題はきっちりこなす。すると教授に褒められる。友達のいない奴が教室で褒められれば、浮く。余計、居心地が悪くなる。授業も自分が求めていた内容ではない、友達もいない、うなだれて登校していた。
私だったらそのまま思いとどまり割り切っただろう。
とにかく成績はいい点を取れるんだから、ここにいて、いい成績を取ることに徹して就職まで乗り切ろう。
そうやって状況に環境に自分をなじませ、言い聞かせ、事なかれでやり過ごしたに違いない。
そしてクラスに馴染めない自分はちょっと浮いている変わり者なのだと、自信をなくしていったことだろう。
息子にはその発想がなかった。
つまらない。隣の学科に受けたい授業を見つけた。こっちだった!可能性は低くリスクは伴うが移動する方法が見つかった。じゃあ、それをやろう。
居心地が悪けりゃ、場所を変えればいい。
馴染めない自分がおかしいとか、劣っているなどとは思いもしない。
俺に合わないから変える。
俺、ありき。
居場所を変えて、はつらつと登校していくのを見ていると、自分を生かすとはこうやるのかと学ぶ。