神様へのお願い
息子が心配事を言いに来た。
「大丈夫だよな」
「大丈夫だよ」
勘とハッタリで言い切る。大丈夫!と言い切って、強く祈る。
夫が電話で心配事やら相談事をガーッと勢いよく話す。
「で、大丈夫かね」
「大丈夫大丈夫。任せとけ」
姉が二人でバスに乗った時に言う
「ここだけの話さ・・母には内緒だぞ」
「ふーん、大変だね」
「お母さんには内密だからね」
「わかってる。大丈夫だよ」
母がやってきて言う。
「こんな話お姉さんには嫌がられるからしないけど」
これは大したことのない友達とのくだらない揉め事。
「ふーん、めんどくさいね」。
みんな何気なくなにかのついでに荷物をポンと置いていく。
持ってる重さの100分の1くらいのかけらのを置いていくのだろう。
私が解決できることは何もない。
祈るか、励ますか。
そしてそれらは私の中で小さく小さく転がっている。
飲み込め飲み込め。なんでも飲み込んでやれ。
カバのように丸ごとなんでもゴクンと飲み込んで「大丈夫さ」とニッコリ笑ってやれ。
そして祈る。平穏を祈る。
神様。私に溢れ出る愛となんでも消化できる丈夫な心とエネルギーを注いでください。
私を強く支えていてください。
私は全力で飲み込んで祈る事に集中しますから。