お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

ハードルをぐっと下げた

嫌なことがあったとき

誤解されたとき、比べられたとき

八つ当たりされたとき

頭ごなしに否定されたとき

言い分が理解されなかったとき

ダメなやつのレッテルを貼られたとき

 

ひとりになって泣いたり

自分は正しい理由を頭の中で並べたり

どうやったら誤解を挽回できるか考えたり

やっぱり自分はダメな奴なんだと落ち込んだり

相手のおかしいと思うところにフォーカスを当てて腹をたてたり

 

いつもなにか事が起きるたびに消耗してきた

縮こまって固まって血の巡りも悪くなって

心に傷を負った兵士のように

 

スコーンと飛び越える

自分の評価とか劣等感とか

傷つけたか、言い過ぎたか

 

私は自分へのハードルを思いっきり下げる

いい娘でもない 立派な親でもない 心の優しい人でもない

頑丈でもない 役に立つでもない 

 

生きてればいい。

生きて、食べて 寝る

毎日溌剌としていなくてもいいし

笑わなくてもいい

気が利かなくてもいいし

我がままだっていい

 

生きて 食べて寝る

自分から死のうとしなければ

人を攻撃しなければ

 

生きて食べて寝る

これを飽きもせず投げ出さず

最後までやるんです

それだけで私は私に花マルをあげる

 

そう決めたら

誰がどうこうなんて

通り過ぎていく

雲の下で起きた些細な

本当に些細な揉め事

 

突き抜けた雲の上は

いつも晴れ