お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

幸せだったと私が言うために 甘やかそう

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今日も足がガタガタしている。リハビリ程度の散歩にでた。

平和だ。

本の中から飛び込んで来た言葉。

 

あなたが思考し行動することの本当の目的は 他人がどうこうではなく

周りから称賛されるかどうかでもなく

「あぁ幸せだったなぁ」と感じる人生を作ることなのですから。

 

今、これを本当に素直に受け止められる。

周りからの称賛やいい評価が得られると嬉しくなるのは自分自身に存在するだけで価値があるのだと心底思えていない人なんだって。

私にはそういうところがあったなぁ。

 

体が丈夫でないから満足に役に立たない。

お姉さんが一人ではかわいそうと思って産んだのに。

何を着せても垢抜けない。

どうしてこんな風になっちゃったのかしらねぇ。

私の人生なんだったのかしら。

 

これは母が私に言う無い物ねだり。

散歩に行ってケーキを食べるって決めてたのにお店がなくて駄々をこねるのと一緒なんだ。

思ってたのと違う。どうしてあなたはそうなの。

 

もう悲劇の主人公にはならない。

そうか。あれは娘に向かって駄々をこねていたのだ。

お母さんという視座を離れてみると、なんてことない、ただの無い物ねだりをしていた若い母親だった。

 

のんびりのんびり歩いて公園でたくさんの親子を見る。

母もその昔、若いママだった。

 

若い家族をたくさん見ながら母を想う。彼女の人生を思う。

歯を食いしばって、一生懸命、自分のよしと思う理想に向けて努力してきた母。

ずっとずっと突っ張って。

あの人は誰かにちゃんと甘えたことがあるのだろうか。

 

そう思うと76になって娘にケーキがないと言って立ち止まって動かない姿が違って見える。

もう降参。

 

すべてすべて、チャラにして。

困ったちゃんの老婆をうんと甘やかそう。

 

・・・ほどほどに。すぐ、つけ上がるから。