お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

シンプルにシンプルになろっと・・これからは・・できるだけ

息子は結局眠り続け、今朝の4時に私の枕元に立ち、「頭痛治った。これからお風呂はいる。何か食べるものある?」と言いました。

よかった。一瞬のぐらつき、そして日常が戻る。

よかったと、心がほぐれ穏やかな気持ちになっているのとは裏腹に、「大丈夫?」「よかったね」と、言わないんだな、私。

朝食を出して、湯気でモワモワと熱気を帯びた浴室を洗っているときに気がつきました。

「よかったぁ。安心したよ。今日も気をつけてね」

そう言ってあげれば一番わかりやすくて、相手も心がほぐれるだろうに。

「今日だけは水じゃなくてポカリ、飲んでね」

「バイト先の人が飲みすぎると糖尿病になるって言っても、それはこういう場合は当てはまらないから。昨日だってご飯食べてないし、カロリー的にも、500ml一本、ご飯一膳より少ないんだから。飲みなさいよ。」

と、言う。

息子もいつも何も言わない私が口うるさいので、これは真剣に言ってるのだなと察知して「へぇへぇ」と受け取る。

息子がまた不調になって、また、自分の心がざわざわしないように、言っているのかもしれない。私。

「ま、とにかく今日も楽しんでくるよ」

そう言って家を出て行く息子の方が、生きるってこと、うまいのかもしれない。