お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

朝の修行

今朝、なぜか4時に目が覚めてしまい、ここでもう一度寝ると、絶対起床時刻5時を寝過ごすと思い、起床。

下に降りていくと、恒例の息子、リビングごろ寝を確認。

どうしようかなぁ。ちょっと時間あるしなぁ。

思いつきで散歩に出ました。

家に着く、本の200メートル程手前で、なぜか、急に、急に、お手洗いに行きたい衝動が私を襲います。大きい方の・・・。やだっつ。こんなところで、恥をさらすことだけは、絶対にやだ!こんな、家のすぐ近くで、やらかしてしまうなんて、住んでられなくなるっ。

早朝といえど、ジョギングや犬の散歩をしている人たち、早めの出勤の人たち、まばらに通る道。

振動をお腹に伝わらないよう、時々、じっと立ち止まり、もう、泣きそう。

こういう時って、本当に頭はこのことだけですね。

もう、自分が役立たずだとか、不器用だとか、そんなこと、ぶっ飛びます。

必死に生きるって、ある意味、こういうこと?なんて、この極限でもバカなことを考える。

どうにかこうにか、何度も何度も立ち止まり、失態を犯すことなく、帰宅した時には、あまりの安堵に息子が遅刻するかどうかなんて、もう、そんなこたぁ、知ったこっちゃないといった心境でした。

本当に良かった。また一つ、地獄を乗り越えました。

病院でもらっているお薬は、時々、こういった、作用を仕掛けてきます。突然。

「また、一階で寝てしもうた・・・」

息子がバツ悪そうにお風呂から出てきました。

「昨日、あのまま寝ちゃったの?お風呂、入ったんだ。すぐ、ご飯になるからね」

人の心というものは、こんなものです。

意識の焦点がどこに向かっているかで、反応も感じ方も違う。

意識をどこに。それが、楽しく生きるコツなんだな。

朝の、時間にしてみたら、ほんのわずかな時間、10分。

人生を学びました。