お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

家庭内新聞復刊

早くも、夏バテ気味なのか持病のせいなのかわからないが、どうも、不調。

油の切れた機械のようにキシキシしながら最低限のポイントは抑えている。ので、深刻な事態ではないが、心にも体の動きにも、いまひとつ切れと躍動感がない。

健康管理は相当気を使っているので、やはり夏バテなのかもしれない。体力的にはお年寄りと一緒なので、この暑さを深刻に受け止めもっと慎重に過ごさねば。

頑張れ。私。あとひと月。長くても二ヶ月。暑さの凌げる家があるだけ、御の字じゃないか。

自分を励ます余裕があるだけ、まだまだ大丈夫。

気力のないまま午前中はいつものようにボーッと過ごす。

午後から、急な思いつきで、夫に向けて発送する家庭新聞を作り始めた。

息子が2歳の時から小学校入学まで毎月作り、一人暮らしの義父と親しい友人に送っていたが、だんだん息子も大きくなると親の勝手であれこれ日常を記事にされて配られるのも嫌になるだろうと思って、入学を機に終了した。

それを思い出した。そうだそうだ。どうせ暇なんだし、贈る相手が夫限定なら、内容もだいぶ自由に書ける。一人暮らしで帰るのも遅いし、パソコンも仕事がらみ以外は全く使えない彼の侘しい生活に、気まぐれで不定期に送ろう。少しは笑いが生まれるといい。

やり始めて、午前中のあの気だるさがヒュンと消えるがのわかった。

久しぶりに使うwordは以前のWindowsからMacに変わっただけで、だいぶ仕様が違う。あれこれ設定するのに夢中になる。二時間弱、どうにかこうにか準備が整った。今日は試し書き程度にしといて、勝手がつかめたら明日、ちゃんと取り掛ろう。

いたずら書きのつもりで書き始めたら、止まらない。息子のアルバイトのことを簡潔に書くつもりが、あれもこれもと言いたいことが溢れる。遠慮のない相手だから言葉も表現も慎重になる必要もなく、のびのび書ける。

気がつくと買い物にもいかず、夕方五時を回っていた。

そういえば、私は中学生の頃、交換日記や文通と日記を書くのが好きだった。日記は隠れて続けていたが、文通と交換日記は母に「そのお友達と付き合うのはやめなさい」と言われ、途中でしぼんで消えた。

趣味。あれこれ書くこと。なのかもしれない。

大人になってから気まぐれで手紙を出すと、どんなに仲の良い友人でも気を使って返信を急いで送ってくる。それがかえって申し訳なくて意味もなく書くのを控えるようになっていった。

いい相手を見つけた。あの不精な夫なら、返事なんて書くはずもない。こっちも期待もされてないのだし、ただただ、面白がって書けばいい。

こんな内容じゃ面白くないかしら。あまりにそっけない事務的な内容かしら。そんなことすら考えなくていい。だって、息子のことさえ書いてあれば、それだけでどんな些細なことでも興味があるのだから。

これは、塗り絵より没頭率が高いと思う。