名もない料理
今日は窓を拭こうと思っていたけれど、午前中、ほとんどぼんやり過ごす。
午後からもう一度、リンゴケーキを焼いた。クルミも入れてみた。卵を二個にして、生のりんごの間に生地があるくらいの、ずっしりしたものにしてみた。シナモンもこれでもかというくらい入れた。
中に入れる量と卵が増えたので温度はそのままで焼き時間を10分増やす。
こんなもんかな。
焼いている間に、夕飯の何か一品作っておこうかと、冷蔵庫で干からびかけていたレンコンをすりおろしたのに、長芋のすりおろし、人参とタラコのシリシリの残り、卵、天ぷら粉を混ぜたのを油で揚げた。
名もない料理。
チン。リンゴが焼きあがる。竹櫛を指すと、サクッと抜けた。真ん中がこんもりと盛り上がっていい焼き上がり。
レンコンの方の味見をする。お、いいかもしれない。長芋レンコンナゲット。
ほうらね。やっぱり私は、思いつくまま何かやる時の方が、いい結果が出る。
いや、思いつきをちゃんとメモにして、何度も何度も繰り返さないから、出来にムラがあるのか。
粉200グラム
油 バター20、オイル70
卵2個
砂糖50
リンゴ2個 クルミ製菓用の小さいの一袋
180度で40分
もう一度やってみよう。なにか一つでもブレないで成功するものがあると、きっと支えになる。
本当は、そういうのを複数持っていて
「母さんのあれ、食べたくなった」
と巣立った息子が懐かしがるような味を持つことが憧れ。
名もない料理ばかりじゃなくってさ。