1日かけて消化。ひひひ。ふふふ。
昨日のことだけれど、消化するまで時間がかかった。
けれど、消化しつつあるので、書いておしまいにしようと思う。
久しぶりに母と姉二人に面と向かって言われてしまった。
ちょっとした連絡事項があって顔を出したら二人で食事中だったのがいけなかった。二人は揃うと単品より、勢いを増す。
「ちょっとあなた、また痩せたんじゃないの?顔、げっそりしてるわよ。げっそりというより死人みたい。またいきなり死ぬだの生きるだのの騒ぎするんじゃないでしょうね。もう勘弁して欲しいわ。お医者様はなんて言ってるの?そんな死人みたいな顔してるのに、なにも言わないの?」
ヒステリックにまくし立てられた。
続けて姉が
「入ってきたとき、幽霊かと思った」
・・・・。
真意は分かっている。
母は、嫌なのだ。不安なのだ。
何か事件が起きるのが。平和な生活にまた私が倒れたりするようなアクシデントが起きて、心配させられるのが。
ハラハラして見守っているのだ。
だから、些細な変化も見逃さない。
そして、異変を感じとると、つい、感情的になってしまう。
ところが、私にしてみれば、出会い頭の事故のようなもので、予期していないところでいきなり、怒鳴られ、怒られている気分になる。
眉間に皺を寄せ、睨むような顔で心配と不安をぶつけられても、瞬間的に「愛なのね♪」と受け止められない。
オロオロと、ちょっとこのところ忙しかったから、朝、早い日が続いていたからかな。などと言い訳めいた返答をする。
「いくら朝早いって言ったって、なんでそんなにげっそりするの?どこか悪いんじゃないの?だいたい、どうでもいいことで動きすぎるのよ、あなたは。自分の体をもっと大事にしなさいよっ」
愛ゆえの荒い口調・・・。
愛が、重い。
結局、要件を済ませ、逃げるように帰ってきた。
自分が何か悪いことをしたわけではないのだが、心配をかけた。
以前なら、すぐ反応し、なんとか「健康体」を見せて、自分の落ち度を取り返そう、帳消しにしよう、そして、そんなにダメじゃないんだ、少しは役に立つんだと思わせようと、無理に食べる量を増やして太ろうとしたり、テンション高く振舞って見せたりした。
とにかく、ここは、動かず、反応せず、寝よう。
おっとっとを、一袋食べ、ちょっと落ち着いたところで、昨夜はそのまま、眠りについた。
今朝。
目が覚めたとき、あれ、何か心が重い。なんだっけ。あ、そうだ。あれか・・。
ベッドの中でじっと考える。
母も姉も心配しているだけなのだ。
表現は荒かったが、怒っているのとは違う。不安のあまり、カッとなるのは母の性格。
私はなにか特別悪いことをしただろうか。
家族を不安にならせてしまうというところまで、気が回らず、少し張り切りすぎた。
夫が帰ってくるから、食事の作り置きをたくさんストックしておきたくて、あれこれやっていたのだ。些細な家事でも私の体力には負荷が強かった。わかっていたけれど、夫が帰省して家でのんびりするときに、私も一緒にのんびりするつもりでいたから、ちょっと頑張っちゃおうと、張り切った。
その頑張りが家族を不安にさせたのだ。
でも、猛省するほどのことでもないような気もする。
母と姉が安心していられるようにと自分を変化させるまでのフォローは不要なのではないか。
そうか。
単に傷ついだけだ。
怒られたと感じて、子供みたいに傷ついた。
だから、それを帳消しにしたくてモヤモヤ考えている。
今回のことは、アクシデント。
母、不安になる。怒る。怒鳴る。
姉、母に加担する、母、さらに勢い付いて、怒る。
私、自分が悪いことをしたような気になり、怒られたと思い、萎む。
それがおきただけのこと。現象として。
起きた。現象。それだけ。
反応することはない。
慌てて自分を調節することもしなくていい。
ただ、起きただけのこと。
化学反応みたいなものだ。
それだけのことなのだから。
ふう。ここに至るまで丸一日かかった。
でも、一日で、消化できた。もう、終わり。整理整頓できた。
ひひひ。ふふふ。過去。過去。過去。
今は今。
ふふふ。ひひひ。