お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

それぞれのイブ

昨日はベッドで寝てみた。

よく考えたらベッドで「ちょっとだけ・・」と仮眠のつもりで横になればいいのではないかと、今更ながら気がついた。寝るための読書でもなく、朝まで読みきってやろう、YouTubeの【後で見る】リストも消化してやろう。

と、思って早々と布団に潜ったら、目が覚めたら4時半だった。

結婚した当初、私は右下で丸まって寝る癖があるのをみて、夫が「ちゃんと上を向いて寝なさい」と言って、びっくりした。私にしてみたら、テレビや漫画でなくて、実生活で本当に仰向けになって寝る人がいることの方が衝撃だった。

その彼からみたら、カーテンを開けておきたがるは、挙げ句の果てに床で寝ると言い出すとは、衝撃以上の妻であろう。

その夫も昨日の夜遅く、帰っていった。

今度は30日に、やはり会社の付き合いで買った年越しそばを抱えて帰ってくる。

今日は息子はクリスマスイブで忙しかったらしく、アルバイトから帰ってきて、それこそうたた寝のつもりが、夕飯になっても起きてこない。きっと朝までいくのだろう。

私は息子用に買っておいた、お一人様用のショートケーキを陸王を見ながら、食べる。

夫も私も息子も、それぞれが一人のクリスマスイブ。

などと、しみじみしていると、電話がかかってきた。

「僕、今、帰りました。陸王、みてるでしょ、始まってるから、切るね」

「うん、みてた。じゃ。気をつけて、あったかく。おやすみ」

陸王がつなぐクリスマス。