お調子者の失敗
昨日、三月に手術をした友人のことがふと、気になってラインをした。
「元気ですか。この前もらったボディローションと石鹸、もったいながらず毎日使っています。動いた拍子に自分からバラの香りがします。贅沢。お身体無理しないでね。お仕事、テキトーに頑張ってね。それでは、また。」
夜になってもう一度、自分の書いた文章を読み返した。蒼くなった。
仕事をテキトーにねとは、なんと失礼なことだろう。真意としては、いろいろ忙しい部署で大変だろうけれど、身体を一番大事に、ほどほどに頑張って欲しいと伝えたかった。けれど、職場で実際に働いてる人に対してテキトーという表現のデリカシーとセンスのなさ。親しいのをいいことに伝わるだろうとタカをくくって、浮かれすぎた。
迷ったが、また送信した。
「テキトーという表現、不適切だった。ごめんなさい。失礼だった。軽々しく使う表記じゃなかった。体を大事にして欲しいと伝えたかった」
すぐ返事が来た。
「今、部署異動でゴタゴタしてて返信遅れてごめ〜ん!全然気にしてないよ。伝わってるよ。どれだけの仲だと思ってんのよ。これから退社。旦那と待ち合わせでファミレスで夕飯よ。こんな忙し時に家事なんかやってられっか(笑)」
よかった。よかった。
でも、この場合。結果的に多忙真っ最中の彼女に、返信を要求した形になってしまった。めんどくせえ奴。
こんな風にオタオタして迷惑かけるくらいなら、これからはどんなに親しき間柄でも、文面では少々他人行儀でも、お調子に乗るのはやめよう。
最後のラインはきっちり守らないといけない。
ラインだけに・・・あ・・また・・調子に乗って・・・。