お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

お礼の品

高知に住む友人から夏にお米とオクラとスイカをたくさんいただいた。そのお礼をしたくてずっと何がいいだろうと悩んで悩んで。

東京には空がない。って智恵子さんが言ったとういうけど、特産物もこれっていうのがない。東京の銘菓とかなら、おしゃれなお店も、老舗のお店もあるけれど、甘いものが嫌いなのだ、この人は。

甘いもの、嫌い。果物、嫌い。魚、嫌い。化粧っ気ない。自分で作っておきながら、野菜も嫌い。唯一好物は、お米。ご飯をおかずにご飯を食べるわ。ワハハハ。と豪快に笑うけど、もう、難問だヨォ。

以前、同居するお母さんがお好きと聞いて舟和の芋羊羹を送ったら喜んでくれた。今回もそれに逃げるかなぁ・・・。ううむ。

こういうもののお返しというのは、金額も難しい。

迷って迷って迷って、結局、浅草今半の牛の佃煮にした。お肉は好きって言ってた気がする。牛肉どどーんと送りつけるのも、可愛げないような気もするし、肉の佃煮ならご飯のお供になるんじゃなかろうか。

明日届くと、ラインした。

「今日、賄賂を送りました。今後とも美味しい作物を是非、お待ちしておりますのでよろしくお願いします。明日届くそうです。ご飯のお供になるといいのですが。」

即、返事が来た。

「楽しみに待ってるね。ありがとう!」

楽しみにと言われて、急にドキドキする。

お口に合うといいのですが・・・・。合ってクレェ。