空間
このあいだ、もう母親の鎧はとって、素直になろうと決めた。
弱みを見せない、心配させない、心の奥底を息子に寄りかからない。
もう、そんな気を張らなくても、大丈夫なくらい大人になっていた。
夫は優しいが、彼は小学5年で母と別れているので、どうしても私にその抜けていた穴を求める。
今のうちの男性陣は二人とも、私には平和に家にいて、自分にはうるさく口を出さず、機嫌よくしていて欲しい。
そんなところに来ていたようだ。
いろんな役割を放り投げてしまいたいと疲れていたので、よし、もう、いいや、と思ってあの記事を書いた。あの日は。
それでも息子は私を母さんと呼び、夫はトンさんがいると落ち着くと言う。
役割は捨てるものでも自分で決めるものでもないのだな。
ある日突然ガラリと変わるものではないが
私の中で何かが静かに動いてる
昔の、子供の頃の自分の要素が戻ってきたのかと思ったときもあったが、
もう少し複雑な
母、妻、娘、妹、の役割で押しつぶされてたところに隙間ができた
そんな感じ
この隙間をどう使おうか焦ったときもあったけど
隙間は隙間でとっておくのがいい。
そこはあえて埋めないで空っぽにしておこう
微調整の空間。