感情が反応するけど脳みそが理解できていない怒り
ブログを書けなかった。
時間はたっぷりあったし、体調もそう悪くなかったのだけれど。
私は不器用で、心がぐちゃぐちゃしてくると文が書けない。
そのぐちゃぐちゃをそのまま吐き出せばスッキリするのだろうけれど、さらに困ったことに、書けば書くほど本質から逸れていってしまう。
朝、息子に腹を立てた。起きて一階に降りてくると、また、リビングの床で風呂も入らず、そのまま寝てた。締め切った部屋はモワンと汗臭い。臭いことにうんざりしたが「そうなる可能性はかなりある」と思って私も寝たので、想定内。
この時点では、やれやれという程度。いつものように「またやってしもうた」と息子がいい、私が「いいから、早くお風呂入っておいで」と言う。そして毎度のごとく、バタバタと朝食をとり、荒々しく出かけていく。この日もその流れだけのとことのはずだった。
寝ている息子は放っておいて、ゴミを出しに行く。落ち葉で汚れていたので、箒で掃いて戻ってみると起きたようで、リビングにはいなかった。
お風呂かな。
「ジーバンって、これしかないのっ!?」
二階から尖った責めるような口調で怒鳴ってきた。なんで私に怒るの。
「・・・そうだと思いますよ」勢いに飲まれるものか。こちらも威厳を持たせて低い声で答える。
バタンッバタンッ。タンスの引き出しや何かに当たっている。
このあたりで、言いようのない怒りが噴き出した。あれ。何で私が怒るの。
でも、止まらない。噴き出しちゃったものはもう、止められない。
結局、静かな会話のまま送り出した。表面上は喧嘩はしていない。けれど突き放した空気のまま心は通わなかった。
気持ちを収めようと、一気に掃除、洗濯、風呂掃除。勢い余って床を拭いて、壁を拭いて、ガス台を磨いた。疲れ果てて、ゴロンと寝っ転がる。
私は何に腹を立てたんだろう。そんなに怒るほどのことが起きたか。この湧き出しているものの根源はなんだろう。
理由もわからなく荒れる感情が状況を把握できないまま風化していくのが気持ち悪い。