お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

今頃おはようって言われてもなぁ

5時出社11時過ぎに帰宅の夫、昨夜は加えて飲み会でした。

恐怖のスケジュールです。

今朝、起きたら、酔って帰ってきて、そのまま寝たようで、下着姿のまま、ベッドに入って寝ていました。

6時半。

起床した私の気配を察知し、ガバッと起きてつかつか歩いてきて

「おはよう。まだちょっと寝かせて」

「どうぞ」

またベッドに潜りこみゴーッと寝ました。

8時。一階で、座卓を折りたたんでしまおうとしたら、滑って床にゴンッと落とした物音を察知し、ドカドカと階段を降りてきて

「どした、大丈夫?何の音?」

「机、落としただけだよ。大丈夫」

「あぁ。そう。あ、もうちょっと寝かせて」

「どうぞごゆっくり」

ドカドカ階段を上って行き、また寝ました。

9時。ピンポ〜ン。チャイムが鳴りました。インターフォン越しに出ると「おはようございます。私たちは生活に役立つ本をお配りしております」宗教の勧誘でした。「ごめんなさい。今、興味が無いので、結構です。すみません」「そうですか。穏やかな1日をお過ごし下さい」

「どうもすみません」とインターフォンを切る頃、ドカドカっとまた夫の足音がして、また降りてきました。

「どうした?何?ピンポン鳴ったけど」

「なんでも無いよ。勧誘」

「あぁ。そう。ごめんもうちょと・・・」

「起きないならいちいち降りてこないでいいよ」

「スンマセン、もうちょっと寝かせて」

 

午後8時。

「おはよう」

「今頃おはようって言われても」

「朝ごはん、今日、いいや。ちょっと気持ち悪い」

 

よかった。もしかして過労死してるかもしれないと思って、様子を見に行こうとしていたところでした。

ちゃんと生きてた。

「今頃、おはようって言われてもなぁ」

「スンマセン」

 

優しい言葉が言えません。妻は。