ただの毎日の中で。専業主婦の 平和すぎる日常

自分の思っていること、ちょっと引っかかったこと。誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

女子会

こんにちわ。風が暖かくて嬉しい。

午前9時から2時、リビングに日の光が入ってくる時間帯は、うっかり春が来たような気分にさえなります。

先ほど、二世帯住宅の実母のところに届いたお米を持って行きました。

内扉で繋がっています。

「ここ置いとくね」

母は目だけ、こっちに向けて大きく何度も頷きながら話し続けていました。

 

「え?何?違うわよっ。あの人、いつも本当のこと言わないじゃない。自分では言いたいこと言えないとか、我慢してるとかっていうけど、何が何が!我慢なんかしたことないわよっあの人。自分じゃ強く言えないもんだからいっつも私の耳元で囁くんだもの、ああしたい、こうしたらいいのにって。それで私、仕方ないから気持ちを汲んであげてさ、代わりに言ってるだけなのよ」

普段はもう歳だとか、耳がよく聞こえないとか言ってる75歳も、人の悪口を言ってる時は生き生きとしています。

昨日、一泊二日の鎌倉旅行から帰ってきたばかりです。高校時代からの親友と、そこに会社員になってから知り合った共通の友人が加わり、計、3人ババの旅。全員セブンティファイブ。

昨夜10時の帰宅早々、興奮する母が私と姉に延々1時間喋り続けた話はこうでした。

会社員時代の知人が、よく着てくるブラウスが素敵なので二人で褒めたら「鎌倉のお店で買ったんだ」と、そういえば以前言ってたねと話題になり、せっかくだからこれからみんなでそこに行こうという流れになったそうなのです。すると

「うん、私もさ、自分のも買い足したいから行きたくて、探してみたんだけど、無くなったみたい。だからダメよ」

とブラウスおばばは言ったそうな。

「そうなのかなとその時は思ったんだけど、何の気なしに歩いてたら、ヒョイっと目の前に同じようなブラウスをいっぱい置いてる店があってね」

母は単独でその店に入り、びっくり仰天したという。値段が全部2万、3万以上もするとても普段着に出せる金額のものじゃなかったというのです。

そのまま店を出て黙っていればいいものを、うちの困ったおばばは、大声で親友を呼びました。

「ちょっと!ここ!これ、そうじゃないっ?」

んまあ。なんざんしょ!お高いわねっ!何、これ!

と言ったかどうかはわからないけれども、二人はそこで共通の怒りに火がついたのです。そこに会社員時代知人ババがやってきて。。

「なんて言ってた?」

「なんにも言いやしないわよっ!だまーってるの。だからあたしたちもずっと黙ってだわよっ」

多分、怒りのポイントは、あるはずの店をないと言い張って、そこに近づけないようにしたという、嘘をつかれたというところではなく、値段が予想をはるかに上回る高額であったことでしょう。

「だってまとめて10枚くらい買うって言ってたわよ、前!」

だから、それが2、3千円の、お手頃価格で、値段の割にはよく見える品物であったのなら、そのお店をおしえてもらえなかったとしてもこれほど騒ぎににはならなかったはずです。

 「そうやって騒ぐのがわかっていたから、めんどくさいと思って遠ざけたんじゃないの?」

別に法を犯したわけでもないし。そう言うと、今度は私にくわっと向かってこう言いました。

「別に、私たち、高いブラウス買ったからって責めやしないわよっ!!なんで隠すのよっ!!」

知らんがな。いや、わかる気もする。。。

 

そして、一夜明けた今日の午前中、親友と母は昨日の一件をほじくり返し、そういえばあの人は旅行に行ってもいつもお風呂は一緒に入らないとか、いつも最後まで腹を割らないと延々長電話で盛り上がっています。

このメンバーでいつもバーゲンに行き、旅行に行き、お茶をし、ランチをするのですが、その度に、「もうあの人とは一緒に遊ばない!」とふくれています。

 

75歳セブンティファイブズ。現役女子です。