わかんなくなってきて
帝国ホテルのけんは夫が直接母のところに言いに言ってくれた。
「僕たちには分不相応なところですし、僕の方で何か企画します」
と言ったそうだ。
と、母が今朝やってきて話した。
最近の私はどうかしていて、今、自分がどんなところでこんがらがっているのか、だんだんわからなくなっているようだ。何を思ってか、母に、先日、あの日の晩、息子と夫に話した「入院したい」と思っていると話した。
母は、・・これが母の癖で、私もこれまで何度もこれに絆されてきたのだが、
「体調が悪い時に、無理して食べなくても大丈夫。食べて、必死になって動き回って辛くなるくらいなら、食べないで寝てればいいのよ。体を休めること。太らないとって食べて、余計具合が悪くなって、それでも動き回るから、どんどん回復が遠ざかるのよ」
なんだかもう。
私はやっぱり大きな愛の中で一人、もがき苦しんでいるおバカさんのようで恥ずかしい。
「一番の原因は私よ。あなたを管理して引っ掻き回しすぎたのよ。それでも、そこをひどくさせたのは旦那さんよ。あの放ったらかしで自分にだけお金を使うような人だったから。あなたが我慢しすぎるのよ」
あぁ。愛が絡んで絡んで。
「休みたいときは思い切って休めばいいのよ。孫ちゃんは、おばあちゃんのとこで食べてきてって言えば、うちで食べさせてあげるから」
もう、疲れ切っている私は、これまでの繰り返しで、分かっているのに、この手にすがろうかと思ってしまう。
この手を掴むど、どどどどどっと介入されるんじゃないの、また。
いいや、これだけのことを語り尽くした後ならば、もう、分かってくれたはず。
とにかく。母にも結局自分の闇を明かしてしまった。
「もっと自分の嬉しくなるものにお金を使いなさい。」
息子の言葉も愛。
母に断りに行った夫の行動も愛。
母の心配と助言も愛。
愛の中で苦しいとは何事だ、私。
るん♪
奥さん。ご覧になりました?今朝の連ドラ。
8時14分。高橋一生様の麗しい登場ったら。もう、うっとり。
悪者からヒロインを救い出す、少女漫画どストライクのシーンも、違和感なく演じられちゃうんだもの。
最近、竹内涼真くんにキュンキュンしがちだったけど、否。やっぱりある程度の年齢を重ねた男の人って素敵だわぁ。
・・・・・。
今朝ほど、録画していてよかったと思った回はない。
これから、辛い時、このシーンを何回も何回も見よう。
そして最後に、「君、大丈夫?」って一生様がかがんで手を差し伸べる時に
「うん」と言おう。
昨晩、眠れなくて、今朝息子を送り出した後、ベッドに潜り込んだものの、眠れず、頭痛を抱えて、朝食をどんより食べていたところにこれだもの。
もうっ。
私、今日も頑張れるっ!
ダンボール
今朝、ダンボールを回収する日なので、出してきた。
溜まりにたまった、大量のダンボール。夏に買った熱中対策水の箱、たった3冊の本を頼んでも、空間の方が多いくらいの梱包で来ちゃうアマゾンの箱たち。無印の机の箱。
小さな箱は届くたびに、潰して家の裏に置いておいた。無印のは二階のトイレ脇の通路に置いたままだった。
「次の回収日には出さないとな」
初めのうちはそう思っていたのに、雨だの、しんどいだの、寝坊したのと、機会を逃すにつれ、次第にこれらのダンボールが景色と化してくる。
ま、いいや、まだ少ないし、そう邪魔にならないし。
そうやってずるずる、出さずにいると、その合間にちょこっとちょこっと、また小さな小包が届く。小さかったダンボールのスペースがじわじわ広がっていく。
こうやって、ある日、気がつくと、出すの億劫になるほど溜まるのか・・・。
何度かの雨に濡れ、台風を乗り越え、また乾いてヨレヨレになったダンボールが私を追い詰め始めていた。
えいっ。
寝ぼけたまま、思考を停止して、機械的にまとめる。
無印の大きなダンボール箱を潰したものに、外の小さな箱の潰れたものを挟んで、ぐいぐい押し込んで一つにする。
門の外に持って行く。早朝一番乗りかな。
ゴミを出すとき、他にまだ出していないと、あれ、今日じゃなかったっけと不安になる。資源ごみのときは特にそう。
よかった。誰か、もう出してた。
そこに一緒に置いて家に戻る。
あぁ・・・・。
こんなに気持ちがすっきりするなんて。
大仕事を成し遂げた気分。
あ、今日は古新聞、雑誌もだ。
・・・・・。
いいや。まだそう溜まってないし。
来週にしよう。
そうしよう。