お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

きたーっ!

待ちに待った布団が戻ってきた。

インターホンの窓に映る宅配業者の抱えている大きな段ボール箱を見ただけで察知した。

「布団でしょう?」

「あ、そうかな・・軽いです」

「あ、やっぱりそうだ。待ってたのよう」

「あぁすいません遅くなっちゃって」

関係ないのについ謝ってしまう宅配の人。

さっそくテープを剥がし箱を開ける。ビニールに包まれ上に伝票をのせた布団が見慣れない柄の生地になって現れた。

はじめ膨らみが弱く小さくなったと思われるかもしれませんが、空気が入るとどんどん膨らみ、もとの大きさになります。まずは2、3日様子を見てください。

わざわざメモが入っているところをみると、そういった苦情が多くくるのだろうか。確かに若干、薄くなったかなと思われるが重量はずっしりむしろ重くなったような気がする。

羽毛を覆っていた布団の生地は以前のものより地厚になった。好みだが私はシャッキリしていて今度の方が気に入った。

二階にもってあがり、昨夜まで使っていた毛布と薄掛けをひっぺはがし乗せてみた。表面の布が新しくなっただけで新品のようでうれしい。

そのままベッドに入り布団を被る。

軽い・・・暖かい・・・。

うっとり目を閉じているとそのまま眠ってしまいそうだ。最近の体調不良もきっとこれに包まれて眠ればあっという間によくなるであろう。

今夜はベッドに入るのが楽しみだ。