お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

自分の価値を知るには

「兄を見習って中身のある人間になれ」

ドラマの中に出てきた台詞にドキッとした。まさに私が言われ続けてきた言葉じゃないか。「あなたも少しはお姉さんみたいにもっと中身のある人になりなさい」。

ドラマの中の青年はヘラヘラ笑ってそれを交してきたが、心の内ではずっと親に兄に認められたいと思っていたのも同じ。

私もどうにか認められたいと自分以上の人に見てもらおうと、背伸びをし続けついに死にかけた。

このところ母との関係も落ち着いていたので、凍結していたことが久しぶりにダイレクトに画面からぶつけられた。かさぶたがうずく。が、どこか、もう他人事のようにも思う。

わかるなぁ・・・。それでも若干の感情移入をしつつ見続けていた。

するとそこに力強い文字で、その話を聞いた主人公の祖父からファックスが届く。

「そいつがダメなのは 結局勝つことにこだわっているからだ 大切なのは勝ちより価値だ」

ガーン。

まさに。私はどこかでいつも姉に勝とうとしていた。

姉にできない何かはないか。

たいていのことは叶わない。だからいつだって自分に満足できなかったのかもしれない。

勝より価値。

自分の価値を知ることの方がずっと大事なこと。

確かにそうなんだが。

ずっと自分に価値とかそんなのなないんだと決め込んでいたので、今更理屈で理解できても頭の方がついてこない。

体や心に染み込ませるにはもっと難しい。

近頃それでもやっと「そんなに全然ダメってことはないんじゃないかな」とうっすら思うようになってきたところだというのに。

 「トンさんがいなかったら生きていけない」

夫がそう言ってくれても自信へとつながらない。ちょっと大げさに言ってるだけだと思う。

誰かが言ってくれても私自身が納得しない。

私は価値ある人間である

根拠なくそう思い込めるには まずは自分のことを溺愛することからはじめようか

自分を溺愛

それってどうやるの?