お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

大抵意見は一致してきた舞台裏

夫と夕飯時に観ていたテレビ番組で、カラオケボックスで楽しんでいるところに

5000円で歌手が目の前にきて歌ってくれるサービスを今やっているが如何ですかというのをやっていた。

裏で3人の懐かしのヒットソングを持つ歌手がスタンバイしている。

その中から一人選ぶと、その個室に本物がやってきて歌い上げてくれるのだ。

視聴者はその驚きぶりと大騒ぎしている感じと、歌手の嬉しそうな満足そうな表情を楽しむ。

目の前にきた歌手に大喜びしている人たちを何組も観ているうちにだんだん自分だったらと置き換えてみていた。

「ねえ、実際、こうやって如何ですかってきたら、やる?あたし、やだなぁ。芸能人が至近距離にきてコミュニケーションしてくるってこと、受け止められない」

夫に言うと

「そうだな。大勢で盛り上がってるところにだったら、余興の一つで頼んじゃう?っていうのもいいけどな」

「ねえ、二、三人のところだったらねぇ。あ、でも私、二宮くんだったら頼むかも」

「そうだなぁ。二、三人だったら、いいかな、断るかな。だって5000円だろ?」

え?

夫は金額が理由なのだった。

私はメンタル的な理由。

それでも二人とも断ることでは一致した意見。