お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

ホックホク

うっすらと思っていたが確信した。

テレビはのっとられる。私の場合。

正確に表現すると、見たい番組が終わったあとも何となくつけ続けているテレビは私の思考をゆるく、洗脳する。

自分から求めて録画した場合はなぜそうでないのか。

能動的だからだろう。なんとなく流れてくる映像、音声、大勢の人々の意見、情報、コメンテイターの意見。

世の中は今こんなふうです。あれに関しては多くはこういった意見です。大多数に向けているから当たり前なことなのだが大多数の意見をまとめてこっちに投げてくる。興味をひくように、盛り上がるように音響がはいる。

飽きないようにつくられているから、ついつい眺めてしまう。

そして知らない間に世の中みんな、そんなだと染まってしまう稚拙なわたし。

息子などはどんな報道だろうと流行りだろうと、一歩冷めた視線がある。

パチンと消した。

とたんに空間が私のものになった。

頭の中が自分に戻ってくる。

さて。。。。

朝のはやい時間、あさイチが終わったらパチンと消そう。

1日を自分で操縦しよう。

 

午前中、古本屋に本を出しに行った。

待っている間、児童書の英語の本と受験生向けの単語の本を買う。

背伸びせず流し読みできるレベルは児童書。英語は嫌いじゃないのに中学英語程度の薄い記憶だけだ。話せるようにとか検定とか狙うつもりはないから一生懸命お勉強ではなくて、普通の本を読むようにお遊びとして。

久しぶりのホックホク。よく子供の頃、こういうのを息弾ませて買って帰ると母に「ちゃんとやるの?かっこばっかりで。ちゃんと勉強したら本代だしてあげる。」と言われ、ウキウキしていた気持ちがしゅるんと萎んだ。

せっかく本屋で盛り上がったあの気持ちは、なんだか課題を与えられたみたいになって「やらないといけないもの」を抱え込んだかのようになり、とたんに重苦しいものになってしまう。

もう大人なんだし目標もない。ただ面白いから読むんだ。ほっくほく。

 

受け身ばかりはつまらない。