わたしだけのそれ
私が没頭できるなにかってなんだろう。
その答えはすぐ見つからないから、ああでもない、これかしら、これも楽しいあれも楽しいと、ライフワークのようにゆっくりゆっくりやることにした。
そう思うとまた毎日が楽しくなる。
私の一番夢中になることはやっぱり家族。
昨日、息子に夜中、あることで「ありがとな」と言われた。
あ、これでいいやって思った。
今朝、夫が急に帰って来た。7時に到着、1時にまた出発。
健康診断の結果を持って帰って来た。
「ねえちょっと見てよ」
成績表みたいだな。
見て欲しいと思う相手が自分だということに少し感動する。
これで充分じゃないか。
朝、鯖を焼き、昼ご飯に鍋焼きうどん。
「せっかくだから豆、撒いてく?」
「あるの?」
恥ずかしいからと小さい声で「鬼は外」とつぶやくように撒いていった。
夕方
「鍋焼きうどんありがとう。おちついた」
とラインが届く。
ささやかな生活。
ささやかだけど、たしかなもの。
あれやこれやと屁理屈いうまえに、ひとつひとつ、できるだけ丁寧に暮らそう。
お皿を洗うときも。
風呂を洗うのも。
植木に水をやるのも。
お味噌汁、お米を炊く、野菜を切る、火加減。
そういう小さなこと。
うっかり雑にしてしまうことをできるだけ、丁寧にしてみよう。
きっと自分の生活にもっと納得が持てる気がする。
家族を愛することは私を愛すること。