新しい私がはじまる
結局、甲状腺刺激ホルモンについて検索した。
病気のことは情報が入りすぎると、素人判断の妄想が広がっていく傾向があるとので昨日は気軽に見るのはよしとこうと控えていたのだが、やはり気になるものは気になる。
そういえば二年前には甲状腺嚢胞をとる手術をしたのだった。
結果から言うと先生が言ったように今回の検査結果だけでは細かいことまでは確定できない。ただ、症状として疲れやすく、動作が遅く、流産しやすく、生理不順、物忘れが多いがあげられていた。
全部思い当たる。子供のときからそうだった。息子の前に一度、流産もしている。
もしかしたら、これまでずっと愚図の役立たず、頑張りがきかない根性なし、と気後れしてきたすべての源はここだったのかもしれない。
人にできることが私にはできない。それがずっとコンプレックスだった。
だとしたら、長かったなぁ。市民権を得るまでが。
ごめんよごめんよ。知らなくて。
まだピンとこないけど、うまくつきあっていくよ。身体君。
たいていの場合、薬を一生飲み続けることはあるが、量さえ間違わなければ副作用もほとんどないらしい。投薬するほどでないのが一番望ましい。けれど治療したとしても、それによってこれまで感じたことのなかった元気が湧いてくるのかもしれない。
やっぱり、今回のことはなにか私をいい方向に向かわせてくれそう。
新しい私が始まる予感。