いい状態をキープ
今日は瓶の日。瓶と缶を回収する日。
ダンボールと同じく、瓶も毎日出るゴミと違って、一月のうちに一本か、日本、出るか出ないかだ。むしろ、アマゾン小僧のいる我が家の場合、ダンボールの方が頻度は高いのではないだろうか。
瓶もビニール袋に洗って入れて、外のポリバケツに入れておき、4、5本溜まると出すのがいつものことなのだが、昨日の午前中は、瓶状態はゼロだった。
しかし、夕方になってポン酢と米酢のびんが二つちょうど、空になった。
瓶の中でも私がトップクラスでめんどくさいと嫌がっているものだ。
ポン酢も米酢も口のところにプラスチックの注ぐためのキャップがついている。あれを外すのがどうも、うまくできない。
キッチンバサミのそれ用のところで挟んでキュッと抜こうとしても、不器用なので、スコンと外れてしまう。ぎゅっと握って外そうとしてもできない。
理、仕方ないのでいつも、ハサミで切り込みを入れ、じわじわと力を入れて外すのだが、いつも力業になり、外れた時はたいてい、手の指と平がジンジンとしている。
それが憂鬱なものだから、つい「出すときまとめて外せばいいや」と水洗いだけして、ポリバケツに入れてしまう。そして水曜、瓶の日前日、出すのがさらに億劫になるという、負の連鎖を自らこしらえてしまうのだ。
しかし、昨日のわたしはちょっと違った。
すっきりさせた勝手裏の状態をキープしたい。あのみすぼらしいダンボールがなくなった裏口にもう、不用品は溜めておきたくないのだ。
夕方夕飯前だが、空になったその場ですぐ洗う。キッチンバサミでプラスチックのキャップも、相変わらず時間がかかったが、二つ、ちゃんととった。
どうしてこれがいつもできない。
綺麗になった空瓶をそのままビニール袋に入れて、今まであった場所にもう一度おいた。
今朝。台所に降りてきて、思い出す。そうだそうだ。
準備万端だと、もうすぐにでも出しに行きたい。
一番乗りだった。
一度、いい状態になると、キープしたくなる。
風呂掃除も。部屋も。タンスの中も。それが私の場合、じわりじわりと、生活の中でだらしなさが侵食し、数ヶ月後にはまた、雑多な、でも楽チンな形状に戻るのだ。
ダイエットと似ている。
そんな私が唯一、毎日どんなに体調が悪くとも1日一回、ビシッとさせないと気が済まないところがある。
トイレ。
便座から、床から、壁から、すべて雑巾で磨き上げないと落ち着かない。
いつもここだけはいい状態にさせておきたいのだ。
具合の悪い時、汚れたトイレはげんなりする。
フラフラしながらやっとの思いで綺麗にしたばかりのトイレに、遅く起きてきた息子や夫が、お構い無しで入っていくのを見ると「あぁ・・・」となってしまうが、まさか入るなとは言えない。
一階と二階にあるトイレ、できればどちらか片方だけ、使ってよ。
心の中でつぶやいているのだ。