お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

基地

部屋の机の位置を変えた。

また、変えたのかと呆れられてしまうと思うが、気分がどんよりしてくると、寝室の家具の配置を変える癖がある。

枕の向き、机の向き、本棚の位置、毎回、これが最高!と思ってご機嫌になるのだが、季節によって太陽の位置、日向になる時間帯が変わり、読書をして1日を過ごす日々から暇さえあれば過去のドラマを観ることに夢中になるようになると、部屋での過ごし方も変わる。

今は暑さのせいなのか、体が思うように動かない。何かに掴まっていないと歩けないような日もあるので、ひたすら横になっていることが多い。

机を動かすことは、かなり抵抗があった。

何か文章を書くことが自分の支えになっていると、こだわっていたから、ごろ寝仕様の部屋にすると、パソコンから遠ざかり、このブログですら書かなくなるような不安があったのだ。

 

あ、そうであった。

自分が思う自分像を手放したのだった。

求めるものが変化したなら、部屋も変化する。

それでものを書くことをしなくなるなら、それもいい。

書いてる私に縛られることない。

こだわらない。何事にもこだわらない。

 

体が動かないくせに、やりたいとなったらやりたいのだ。

休み休み、ああでもない、こうでもないと、位置を探りつつ、動かす。

机の前に窓というこだわりも解き放し、窓に横付けにし、ベッドの近くに持ってきた。

ベッドに横になっているときに、ふと気が向いても、そこからパソコンに手が伸びる。

 

ベッドの脇にテレビと机。机の上には読みかけの本とリモコンとパソコン。

まるで冬のコタツのようだ。

オシャレ感はグググっと下がったが、居心地感はググッと上がった。

いま、この部屋で猫のようにゴロゴロしているだけで満ち足りる。

しゃぁ〜わせ♪